UGC投稿を自然に増やすには?~4つの施策と実践のポイント~

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

前回は「UGC投稿とは何か、なぜ重要なのか」についてご説明しました。

多くの企業がUGCの重要性を認識している一方で、「具体的にどうすれば投稿を増やせるのか」「自然な形で投稿を促すにはどうしたらいいのか」という声をよく耳にします。

そこで今回は、UGC投稿を促進するための具体的な施策を4つご紹介します。

  1. ハッシュタグキャンペーンを実施する
  2. 参加型の企画を用意する
  3. 投稿のハードルを下げる
  4. フィードバックを心がける

順番に見ていきましょう。

ハッシュタグキャンペーンを実施する

多くの企業が取り入れている施策の一つが「ハッシュタグキャンペーン」です。

ユーザーが使いやすく、かつ投稿内容がイメージしやすいハッシュタグを設定しましょう

例:
「#私の愛用品」
「#○○のある生活」

キャンペーン期間中は投稿状況を定期的にチェックし、素敵な投稿には「いいね」やコメントでコミュニケーションをとります。

こうしたリアクションは、投稿者のモチベーション維持につながるだけでなく、他のユーザーの参加意欲向上にもつながるでしょう

参加型の企画を用意する

写真コンテストやチャレンジ企画など、ユーザーが楽しめる仕掛けを用意しましょう。

ここで大切なのは「参加しやすさ」です。高度な撮影技術や、複雑なルールを要求すると、参加者が限定されてしまいます

可能な限り「誰でも気軽に参加できる内容」を心がけましょう。

また、賞品は必ずしも高額である必要はありません。

むしろ、ブランドの世界観に合った魅力的なアイテムの方が、本当のファンの心をつかむことができます。

投稿のハードルを下げる

「参加したいけど、どんな写真を撮ればいいの?」「どんなことを書けばいいの?」

このようなユーザーの不安解消に役立つのが、具体的な投稿例やテンプレートの提示です。

例を示すことで、投稿への迷いや不安を解消できます。

ただし、ルールは細かく設定しすぎないように注意が必要です。

ユーザーが工夫できる余地を残すことで、より自然な投稿が集まりやすくなります。

フィードバックを心がける

UGCを投稿してもらえることは、当たり前ではありません。

そのため、投稿してくれたユーザーとの関係性を大切にしましょう。

例:

  • 感謝のコメントを送る
  • 印象的な投稿を公式アカウントで紹介
  • 投稿者との会話を楽しむ

こうしたコミュニケーションは、「また参加したい」という気持ちにつながります

継続的なコミュニケーションを意識することで、持続的なUGCの創出が可能になります。



今回は、UGC投稿を増やすための施策をご紹介しました。

しかし、実際に実施する際は、ルールや管理体制の整備も重要になります

下記記事では、UGC活用時に企業が注意すべき「法的リスクやコンプライアンス事項」を解説しました。


ぜひ実施前に、ご確認ください。

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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

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