企業SNS運用をラクにする!コンテンツカレンダーとは?

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

「ネタが無くて、昨日と似たような投稿になってしまった…」
「他の業務が忙しくて、投稿管理が大変…」


ネタ切れやスケジュール管理について、企業SNS担当者なら一度は悩んだ経験があるのでは?

今回は、これらの課題解決に役立つ「コンテンツカレンダー」についてご紹介します。

コンテンツカレンダーとは

SNSの投稿予定を月・週などの単位でまとめた計画表です。

「いつ、どこに、何を投稿するか」を一覧で管理できます。

以下のような課題の解決に役立ちます。

  • いつも投稿ネタに困っている
  • 複数のSNSを運用している
  • チームで運用を担当している

コンテンツカレンダーのメリット

コンテンツカレンダーの活用は、企業SNS運用担当者の悩み解決につながる様々なメリットがあります。

  1. 投稿漏れを防止できる
  2. 戦略的に投稿できる
  3. チームの役割分担が明確になる
  4. 投稿ごとの効果が見える化される

投稿漏れを防止できる

「連休明けの投稿準備ができていなかった」「画像の準備が間に合わず、投稿できなかった」

企業SNSは、他の業務と兼務する方も多く、忙しいと投稿が止まってしまうケースも

しかし投稿頻度が不規則だったり、長期間投稿が途切れたりすると、フォロワーへの露出が減少してしまう可能性があります。

コンテンツカレンダーを活用することで、一定のリズムで投稿を続けやすくなります。

下記は記入内容の例です。

  • 月曜日:今週の投稿内容を確認
  • 火曜日:商品写真を撮影
  • 水曜日:文章作成、ハッシュタグ選定
  • 木曜日:社内チェック
  • 金曜日:投稿、次週の企画案作成

戦略的に投稿できる

「季節イベントの投稿を忘れてしまった!」「新商品の告知が発売直前になってしまった」

場当たり的な投稿では、新商品発売などの「ユーザー購入検討機会」を逃してしまい、商品やブランドの魅力も十分に伝えられません

イベントをあらかじめコンテンツカレンダーに記入することで、投稿日から逆算して準備できるようになります。

例)新商品発売の場合:

  • 4週間前:商品の特徴を少しずつ紹介
  • 3週間前:開発秘話や商品へのこだわりを投稿
  • 2週間前:使用シーンやメリットを紹介
  • 1週間前:発売日カウントダウン投稿
  • 発売日:商品情報を詳しく紹介

チームの役割分担が明確になる

「この告知、誰が担当だったっけ?」「承認されてるのに、誰も投稿してない…」

複数人での運用では、「誰かがやってくれるだろう」という思い込みが、思わぬトラブルを引き起こすことも。

役割分担を明確にすることで、認識相違によるトラブル回避や、進捗状況の把握が容易になります。

役割分担の例:

  • 写真撮影:田中
  • 文章作成:鈴木
  • 投稿前の最終チェック:山田部長
  • 投稿作業:佐藤

投稿ごとの効果が見える化される

投稿ごとの効果をしっかり記録・分析することで、次の施策に活かせる具体的なヒントが見えてきます

記録・分析の例:

  • 投稿日:●月●日
  • 内容:新商品○○の使い方動画
  • 目的:商品の理解促進


【実績】

  • いいね数:500(過去平均の2倍)
  • 保存数:300
  • コメント:「使いやすそう」「試してみたい」


【分析】

  • 使い方は細かく区切って説明した方が反応が良かった
  • BGMあり投稿の方が再生数が増加した


【次回投稿の改善】

  • 次回もBGMをつける
  • 実演シーンを増やす など

記録することで、成功要因や改善ポイントが見える化され、次回以降の改善に反映しやすくなります。



このように、コンテンツカレンダーには、企業SNS運用に役立つ様々なメリットがあります

では、実際のカレンダーはどのように作成すればよいのでしょうか?

次回は、「具体的な作成手順」を解説します。


SNS運用に関する課題は、企業により異なります。

\ こんな課題、抱えていませんか? /

  • 今はリソースが無い
  • リソースはあるけど、ノウハウが無い
  • 自社で難しい部分のみ外注したい など


株式会社NWSでは「外注」と「研修」を柔軟に使い分け、内製化に向けて最適な方法を提案します。
ぜひ一度ご相談ください。

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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

石元和弘プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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