【SNS炎上を未然に防ぐ!】日頃から取り組むべき予防策とは?ー後編ー
前回コラムに引き続き、SNS運用の「KPI設定」について解説します。
今回は、「KPI設定の方法」です。
※前回コラムはこちらからご覧いただけます
企業SNS運用のKPI設定方法
SNS運用のKPI設定手順は下記のとおりです。
- 目的を明確にする
- 目的に合うKGIを設定する
- KGIを実現するためのKPIを設定する
1. 目的を明確にする
SNS運用のKPI設定において、まず重要なのは「目的の明確化」です。
主な目的の例を記載します。
- 認知拡大
- ファン獲得
- サイト流入
- コンバージョン獲得
経営層や関係部署へのヒアリングを実施し、「SNSの役割」を明確にしましょう。
2. 目的に合うKGIを設定する
続けて目的に合わせ、KGIを設定します。
主な目的別のKGI例をご紹介します。
【認知拡大】
・総リーチ数:投稿が実際に何人に届いたか
・ブランド検索数:認知向上による検索量の変化
・フォロワー増加率:アカウントの成長速度 など
【ファン獲得】
・エンゲージメント数:いいね、コメント、シェアの総数
・コメント返信率:双方向コミュニケーションの度合い
・ハッシュタグ使用数:ファンによる自発的な拡散量 など
【サイト流入】
・SNS経由の訪問者数:導線としての効果
・平均滞在時間:コンテンツへの興味度合い
・直帰率:ユーザーの継続的な興味 など
【コンバージョン】
・成約数・金額:直接的な売上貢献
・資料請求数:見込み顧客の獲得状況
・会員登録数:将来の顧客化可能性 など
業界や商材によっても、適切な指標が異なります。
自社の状況に合わせてカスタマイズしましょう。
3. KGIを実現するためのKPIを設定する
KGIを実現するための、具体的な指標を設定します。
ポイントは下記のとおりです。
管理可能な数に絞る
3〜5個程度が理想的とされています。
多すぎると管理負荷が増大し、少なすぎると改善ポイントの特定が困難になります。
KGIとの関連があるものにする
各KPIがKGIにどう貢献するかを明確にすることで、数値間の関係を把握しやすくなります。
改善活動の優先順位付けにも役立つでしょう。
上記手順で設定した後は、週次・月次などで定期的な振り返りを行います。
「測定→分析→改善→実行」のサイクルを回すことで、より精度の高いKPI設定と運用改善を目指せます。
さて、今回は「KPIの設定方法」を解説しました。
しかし、「何を基準に数値を決めるべきか」迷う方もいるのでは。
そこで、次回は「KPI目標値の決め方」を解説いたします。
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