企業SNS運用のトンマナ設定|具体的な手順を4ステップで解説!

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

前回コラムでは「SNSのトンマナ設定が必要な理由」についてご説明しました。

※トンマナ設定の必要性について、まだ読まれていない方はこちらからご確認ください

今回は、具体的なトンマナ設定の手順をご紹介します。

4つのステップに分けて、実践的な進め方をお伝えしていきましょう。

  1. 具体的なターゲット(ペルソナ)を設定
  2. 自社の「らしさ」を言語化
  3. イメージを具体的なキーワードに置き換える
  4. イメージボードで方向性を共有

ステップ1|具体的なターゲット(ペルソナ)を設定する

まずは、情報を届けたいターゲット(ペルソナ)を具体的に設定しましょう。

既存顧客がいるのであれば、参考にするのがおすすめです。

以下は、居酒屋と仮定して設定したペルソナの例です。

  • 27歳女性会社員
  • 週2-3回は仕事帰りに友人と飲み会
  • 手頃な価格でカジュアルな雰囲気重視
  • お店探しはSNSが主な情報源

具体的な顧客像が決まれば、投稿の表現やデザインの方向性が見えてきます。

上記の例なら、堅苦しくない・親しみやすい投稿が効果的でしょう。

ステップ2|自社の「らしさ」を言語化

次に、自社の「らしさ」を明確にしていきましょう。

以下のような項目を考えます。

  • 企業理念やビジョン
  • 自社の強みや特徴
  • 目指すイメージ(例:親しみやすい、革新的、信頼感のある)

整理することで、SNSでどんな印象を与えたいのかが明確になります

会社の想いや価値観を、簡潔な言葉で表現してみましょう。

ステップ3|イメージを具体的なキーワードに置き換える

【ステップ2】で整理した企業イメージを、具体的なキーワードに置き換えていきましょう。

一例をご紹介します。

信頼感がある親しみやすい
「誠実な」「落ち着いた」「安定感のある」「フレンドリー」「温かみのある」「カジュアル」

これらのキーワードは、後の工程で色使いやフォント選び、文章の書き方を決める際の重要な判断基準となります。

ステップ4|イメージボードで方向性を共有

最後に、イメージボード(※)を作成します。

※ 参考となる写真やデザイン、配色などを集めた視覚的な資料

「明るい」「カジュアル」といった言葉だけでは、人によって受け取り方が異なることがあります

たとえば「明るい色」と言っても、ビビッドカラーを思い浮かべる人もいれば、パステルカラーを想像する人もいるでしょう。

イメージボードを作成して共有することで、チーム全員が同じ方向性を共有でき、アウトプットのズレが起きにくくになります



さて、ここまでトンマナ設定の基本的な手順をご紹介しました。

では、具体的にどんな項目に対して設定をすれば良いのでしょうか?

下記記事では、対照的な2つの店を例に「設定すべき項目」を詳しく解説します。

実践的な例を見ることで、自社のトンマナ設定がより具体的にイメージできるはずです。

ぜひご覧ください。



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石元和弘
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石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

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