BtoB企業にとって「SNS運用」は無意味?
「企業のSNSアカウント、何を投稿しよう…?」
「うちのSNS、効果出てるのかな…?」
多くのSNS担当者が直面するこんな悩み。
実は、その根本には「運用目的が明確になっていない」という共通の課題が隠れています。
第四回目となる今回からは、企業SNS運用の「投稿開始前の重要ステップ」を全5回に分けて解説していきます。
初回は、企業SNS運用の第一歩となる「運用目的の設定」についてご紹介します。
\ 前回までのコラムは下記よりご覧いただけます /
【第一回】企業のSNS運用、なぜ重要?
【第二回】企業のSNS運用、始めるべき?
【第三回】始める前に知っておきたい!企業SNS運用の注意点とは?
【企業SNS運用】「運用目的」はなぜ重要?
- アカウントの方向性が明確になる
- 効果測定がしやすい
一つずつ解説していきます。
アカウントの方向性が明確になる
運用目的を定めることで、投稿すべきコンテンツ内容が絞り込みやすくなります。
「この内容は運用目的に合っているか?」という判断基準ができ、投稿の方向性がブレにくくなります。
発信内容に一貫性が生まれると、ユーザーとブランドの価値観や世界観を共有しやすくなります。
結果として、多くのユーザーから「ブランドらしさ」が認識され、企業アカウントとしての存在感も高まっていくでしょう。
効果測定がしやすい
運用目的が明確になれば、注目すべき指標もおのずと定まってきます。
数値目標が具体化されることで、「目標達成率」や「改善状況」などの分析が可能に。
運用目的の設定は、SNS運用にかけるコストや労力に見合った成果が出ているかどうかを客観的に評価するためにも重要です。
【企業SNS運用】「運用目的」の例
目的の例として、以下のようなものがあげられます。
自社の状況に合わせて、設定を行いましょう。
- 認知の拡大
- ファンの育成
- Webサイトへの誘導
- 購買意欲の向上 など
認知の拡大
ブランドや商品について、より多くの人に知ってもらうことを目的とします。
ブランドや商品の特徴を分かりやすく伝えるビジュアルコンテンツや、話題性のある投稿などを通じて、新規ユーザー層へのリーチを図ります。
ファンの育成
単なるフォロワーではなく、ブランドのファンを増やし、長期的な関係を築くことを目指します。
コメントへの返信、ユーザー投稿のリポストなど、フォロワーとの関係性を深める施策が重要になります。
Webサイトへの誘導
SNSを自社Webサイトへの入り口として活用します。
Webサイトでしか得られない詳細情報や特典などを提供し、コンバージョンを促します。
購買意欲の向上
商品の魅力や使用例をSNSで紹介し、購買への興味を引き起こします。
実際の使用シーンや活用事例の紹介、顧客の声などを活用して、ユーザーの購買意欲を高めることを目指します。
いかがでしょうか?
SNS運用の目的を明確にすることで、発信のイメージが掴みやすくなったのでは。
目的が曖昧なまま運用を続けると、日々の投稿に悩んだり、効果が本当に出ているのか分からなくなったりします。
結果として、せっかくの運用が場当たり的なものになってしまう可能性も。
SNSは確かに手軽なツールですが、企業としての戦略的な活用を考えれば、やはり目的の設定は避けては通れません。
これからSNS運用を始める方へ 運用を始める前に、まずは目的の設定からスタートしましょう。
また、すでに運用している方も今一度、運用目的を整理することで新たな可能性が見えてくるはずです。
次回は「投稿開始前の重要ステップ②」をお届けします。
SNS運用の成功に欠かせない内容となっていますので、ぜひお楽しみに。
SNS運用に関する課題は、企業により異なります。
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