Mybestpro Members

富澤文雄プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

脚の長さが左右で違う】脚長差のつらさを軽減する靴

富澤文雄

富澤文雄

テーマ:脚長差

 そもそも、生物は非対称な物体です。
それが、人工物ではなく、天然物の証拠の一つでもあります。

多くの方は、その左右差をあまり気にせずに生活ができています.
立つため、歩くために、体を無意識に調節して、左右の差をカバーします。
その無意識の調整が、腰痛、膝痛などを
起こす原因にもなりかねません。


・脚長差から生じる、痛み、疲れを軽減する


外見が、あまり変えずに補高ができる オーダーインソール例

補高1




靴底の厚みを変えた補高の例











ほとんどの場合、インソールと靴底の両方を補高します。

インソールだけで、補高が足りない場合は、
靴底も補高を行います。




・計測した数字どおりの補高は、危険


例えば、脚長差の計測値が
3センチだった場合
そのまま3センチの補高をすることはありません。

計測値の半分程度、1.5センチまでの補高にとどめます。
長年、脚長差のある状態での生活に慣れているので、
急には、体のバランスをとることができないからです。

お一人お一人の感覚をお伝えしていただきながら、
試しながら、
調整を繰り返していきます。

体の状態との折り合いがつく感覚は、ご自身にしかわかりません。
補高が少なくても、多くても、体えの影響があります。
トライ&エラーを繰り返しながら、折り合いのつく補高を行います。



まとめ


動物には、代償というすばらしい機能を備えています。
関節の動き、筋肉の動きバランスを変えながら、足りない機能を補う、代償という機能です。
身体に大きく負担のかかる代償は、本当につらいです。
その代償の結果として、腰痛、膝痛などが表れてきます。

靴底の減り方が左右で違う方は、ぜひご相談ください。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

富澤文雄
専門家

富澤文雄(靴職人)

株式会社マルエ

足と目に障害がある妻をリアル介助中。足に合う靴がない・オリジナルの靴が欲しい・痛くて既成靴が履けないなど、さまざまな靴と足の困り事に対応。1人1人とじっくりと向き合い、個々の悩みを改善します。

富澤文雄プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

足と靴に悩む人が“履きたい”と思える靴を作るプロ

富澤文雄プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼