やりきり学習が必要!
こんにちは、エコスコラ松岡です。
次の4月から中学生になる方からのご質問で多いのが
○辞書はどうすればよいでしょうか?
○いつから英語の学習を始めればよいでしょうか?
(学校で始まる前に塾に行ったほうがよいでしょうか?)
○参考書は何がオススメでしょうか?
の3つです。他にもたくさんご質問をいただきますが、この3つが一番多い質問です。
辞書を選ぶ時は、その辞書のレベルが自分に合っているかどうかが一番大切なポイントです。中学生になったばかりなのに上級者用の辞書を選んでしまうと、わからない単語を調べても、余分な定義が出てきたり、説明に含まれている日本語が難しかったりして、辞書が辞書としての役割を果たせなくなってしまいます。 まるで小学生低学年が広辞苑を調べているような感じになってしまいます。反対に、簡単すぎる辞書を選ぶと学習中に必要な単語や意味が見つからず嫌になってしまいます。よくある英和と和英が1冊になっている辞書は小学生用と考えてください。
◇電子辞書
まず、中1から「電子辞書だけしか持っていない」はNGです。でも発音チェックには便利。
電子辞書は、紙の辞書を使いこなせるようになってから、高校生以上であれば使ってもOK。 高校生でも紙の辞書に慣れていない人は電子辞書を持っても使いこなせません。電子辞書に単語を入力して一番最初の定義だけを見て英作文や和訳をしようとしてもうまくいきません。「??」となってしまい、「わかんな~い!」となってしまいます。英語は単語は同じでも品詞が違ったり、動詞でも使われ方によって意味が全然違っていたりするのです。 そういったことを紙の辞書を使って知っていないと電子辞書は使えません。
もしもお祝いなどでいただいた場合、中学生が電子辞書を使うメリットは「発音」! 最近は単語の発音をしてくれる再生機能のついている電子辞書がほとんどです。この機能は発音を確認したり、つづりを覚えるときの発音チェックにも便利です。
◇エコスコラ推薦の初級者用(中1~中2)英和辞典。
初級用の二冊です。
『ベーシックジーニアス』大修館は、
兄弟版の
『アクシスジーニアス』が出版されたため、
以前のベーシックジーニアスよりも内容がシンプルになっていますので、
これまでに英語を勉強したことのある新中1には
少し物足りないかもしれません。
もう一つは
三省堂の『エースクラウン英和辞典』。
これは高校生用と書かれていますが、字も大きく、
上のベーシックジーニアスよりも少し長めに使用できそうです。
アクシスジーニアスよりは使いやすく、
ベーシックジーニアスよりは少し難易度が上がる、というところでしょうか。
エコスコラでは、
小6~中2 アクシスジーニアス 又は エースクラウン、
中3以上は 『ジーニアス』 を使用します。
辞書を手元に置いておく理由は、とにかく、「分からないことをすぐに解決すること!」です。 わからない単語が出てきているのに調べる道具や手段がないと、「もういいや...。」となってしまいます。
この「もういいや。」が英語大嫌い人間への第一歩なのです。
前述の英和と和英がどちらもついて一冊になっている辞書を1年生で「とりあえず購入しておきました」と、お持ちの方がいらっしゃいますが、そういった辞書は情報量が圧倒的に少なく、すぐに使えなくなってしまいますのでオススメいたしません。
もう一つ、スーパーアンカーもお勧めできる良い辞書です。
スーパーアンカーは、ベーシックジーニアスよりも情報量が多く、少しサイズも大きくなりますが、こちらの辞書は中高6年間使用することができます。中学生のみなさんにとっては、見出し語の文字が赤いのでお目当ての単語をみつけやすいようです。
書店に行って何冊かをまず手に取ってみてください。中を見て字の大きさやフォント、イラストの多さなどを比べてみましょう。 大手の書店なら他の英和辞典もそろっているはずですので、いくつか他のものとも見比べてみましょう。
比較する際には、
○自分にとって読みやすい文字かどうか。レイアウトに違和感を感じないか。
○いくつかの例文を読んでみて、その例文が難しすぎ(簡単すぎ)ないかどうか。
○定義に書かれている文章が難しくないか。(使われている漢字も目安になります)
などに気を付けてみてください。
辞書は使うもの! 書棚に飾っておくものではありません。
辞書は毎日毎日あなたを見守り、「ね、使ってみて。」「ほら、見てみて、お手伝いできるよ。」と言ってくれているとても心強い味方です。辞書をたくさん使って、好きになって、仲良くなって、そして英語を得意になりましょう!