英語だけではない?

辻村豊

辻村豊

テーマ:研究開発のヒント


皆様方お世話になっております。
播羊化学研究所の辻村でございます。

翻訳家は?

大学生の時でしたでしょうか?
通訳や翻訳でバリバリやっている人に、『英語を頑張っていても、なかなか伸びないので、どうすれば良いでしょう?』と尋ねたことがあります。
意外な答が返って来ました。
『英語はもう頑張らなくても良いですよ。それより、他の言語を少しずつやった方がずっと良いと思います。』
その時はそんなものか?ぐらいにしか思っていませんでした。

辺境へ行く写真家は…

その後、学校を卒業して、働き始めた時に、辺境の民族を得意とする写真家の話を聞くことがありました。実際、取材に行くと、少数民族の方々とも話をするそうですが、挨拶など簡単な会話を数か国語で書いてある『6ヶ国語会話 』のような本を一冊持って行けば十分事が足りるそうです。
もちろん、その民族には独自の言葉があったりしますが、英語、フランス語、ロシア語などがわかる人が必ずいるみたいです。

中国語学習

その一方で、私も学生の頃は中国語を勉強していました。
と申しますか、他にドイツ語、スペイン語、ハングル語も手を付けましたが、男性名詞、女性名詞、ハングル文字などがネックとなって、中国語以外は全て挫折しました。
その中国語ですが、ラジオ講座を聞きながら留学生にも教えてもらっていました。これは非常に良い方法だったと思います。ラジオ講座、文法の説明など、解説はしっかりしていますが、発音なども含めて、こちらが言っていることが正しいか否か?については何もしてくれません。一方、留学生はこちらの間違いは指摘できるものの、文法など解説となると、なかなかうまくできません。それらの欠点をうまく補える方法でした。更に中国語は漢字の音読みで印象付けが楽なこともあってか、上達も早かったです。そして、私のことを『台湾人だと思っていた』と複数の留学生から言われたこともありました。ただ、『台湾人』という表現は意味深ですが…

父親から聞いた不思議な話

そんなこんなでしたが、父親が生前に語っていた不思議なエピソードをご紹介します。
父親の友人がある人に電話をかけたそうです。その電話の相手は突然『ロシア語を勉強しなさい』と叫んだそうです。その友人はそれまでロシア語は全く勉強していなかったのですが、そう言われたこともあり、ロシア語を始めると、たちまち上達し、ロシア語が大の得意となったそうです。
その友人が父親とどのような関係であったのか?電話の相手が何者であったのか?今となっては謎ですが、とにかく電話で少し喋っただけで、電話の相手はロシア語学習を勧めたそうです。
言語学者でもないので、よくわかりませんが、おそらく人にはそれぞれ、しっくり来る外国語があるのでは?と思います。
なので、英語がダメなら、無理に頑張ろうとせず、他の言語を学習してみる、更には外国語そのものがダメなら、他のことをやってみるのが良いのでは?そんな気が致します。

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辻村豊
専門家

辻村豊(技術コンサルタント)

合同会社 播羊化学研究所

材料や素材の研究開発、製造工程、特許に関する企業の困りごとを丁寧にサポート。専用の実験室で実証実験や試作も行っており、少量からでも対応が可能です。技術系社員の育成、技術承継も相談に応じます。

辻村豊プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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