昭和のリフォーム工事を多目的スペースに
皆様こんばんは、すっかり季節も秋にちかづき、
鈴虫の音色もちらほらと囁きだし、彼岸花も咲き始めてまいりました。
季節の変わり目、皆様方も、体調にお気を付けください。
さて、前回は框の取り付けまでお伝えさせていただきました。
玄関のタイルに地覆が入るようにコンクリートを増して
直角を出し、框を取り付け致しました。
今回は、大引きの取り付け単独柱の取り付けをピックアップしたいと思います。
同様に勝手口框も仕口をして地覆を止めて固定します。
サッシは勝手口も外して取り換え済みです。
この部分は根継ぎをしたところですが、
元々は台所で梁の根本が腐り
根継ぎだけでは、持たないと思い柱で支えました。

古民家の石場建ての場合は柱を立てる所は
優先して建てておくことが重要です。

玄関正面の柱です4m越えの梁でしたので
これは150角とかなり大きい柱を使いました。
もともとの柱を抜きまして、入れ替えの作業になります。
結構大変な作業でしたがなんとか収まりました。
小口からシロアリはくるので刷毛で防蟻用薬剤を塗ります
この柱を基準にして四方に大引きを巡らせます。
すべての小口に防蟻薬剤を塗布し、
大黒柱もハンガーボルトで引き寄せます
150角の柱部分も大引きの取り付けができました。
全ての場所に高さを確認しながら大引き根太掛けを取り付けします

玄関框もほぞ穴を掘り取り付け準備いたします。


こうする事で框が下がる心配はありません。
後程わかりますが、この部分は掘り炬燵兼テーブル囲炉裏です。
施主様のご希望の場所と若干ちがうようでしたので
やり替えになるところです。
大引きの段階での修正でしたので良かったです。
コミニケーションは重要ですね。
そのまま進んでいれば
床の貼り替え等倍以上手間がかかります。
打合せは結構するんですが、
それでも共通の認識が出来てない場合があります
建築は奥が深いですね。
次回は床張をご説明させていただきたいと思います。



