永代供養とは遺骨の管理代行!費用相場や5つの注意点をわかりやすく解説
3月になると春のお彼岸が近づいておりますね。
今年は3月17日から彼岸の入りです。
昨年のコロナ騒動の中、ご先祖様のお墓詣りに行けなかったことが
気にかかっている方も多いのではないでしょうか。
北海道では、今年は特にまだまだ雪の中にお墓がありますが
ゴールデンウィークには、お墓詣りに行かれる方が
多く見られることと思います。
お墓のことでは、マスコミを通じてお墓じまいのことが
多く耳にされるかと思いますが、
自分たちは無宗教と思っている方でも、お墓詣りに行く方が多いのは
実は先祖崇拝が日本人の心の奥底に定着し習慣化している証拠です。
また、この考えは年齢とともに変化していきます。
さて、このコラムのテーマの「お墓も選べる時代」に関して
少し書きます。
昨今、都市部を中心にお墓の継ぐ子がいない方々に対しても
お墓を個別で建立できる形態のお墓が流行ってきております。
そのようなお墓は、比較的小さめのお墓が多く見受けられます。
いわゆる、霊園の事業体または、その墓所を管理する寺院などがお墓の永代管理または永代管理と供養をする。
地方では(特に北海道)、歴史的の流れの中で、地方自治体が墓地を管理しているところが多いのですが
地方自治体がお墓の永代管理は行っていないところがほとんどです。
しかし、今後は地方にとってもお墓の選択肢が増える必要性があります。
これまで、先祖代々や〇〇家のお墓が中心だったお墓の形態に対して、
人生の物語を表現するお墓(個人墓・夫婦墓)が登場し始めております。
小さくても、お墓の機能が集約しており、将来改葬が必要となった場合でも
小さいので、改葬費用が少なくて済みます。
また、〇〇家のお墓ではなく、ご両親のお墓なので娘さんでも
お墓を継承できます。
参考)
ドイツのハンブルグにあるオールスドルフ霊園は1877年に開設された公営霊園ですが
墓地の使用期限が25年と定められていて、期限延長もなので返還されれば再販される
という必要以上に墓地開発されることがないようなシステムとなっております。
このような墓地の管理システムは、北欧などにも広がっていて
美しい公園墓地が多い管理体制は、日本の自治体もかなり見習うところがあります。