男の人生のお墓に
全優石 第26回デザインコンテストで弊社のお客様のお墓が入賞いたしました。
家族の絆としてのデザイン墓石
お墓建立の際のエピソードです。
若くして亡くなった三女と家族のためのお墓を建立したいと思い、2017年4月、墓所選びからお墓のデザインまで石材店さんにご相談をしました。
お墓づくりへの想いを親身になって聞いて頂き、私たちの要望を取り入れたデザインをいくつか提案して頂きました。
しかし、なかなか娘への想いを考えると、これといったデザインを決断することが出来ないうちに、1年半の月日が経ってしまいました。
「家族いつも一緒にいたい」
というお墓への大きなテーマを持ちつつも、家族みんなで行った旅行のイラストも、不謹慎かなと思いながらお墓のデザインにアレンジ、綺麗なガラスを配して文字はブロンズ、芝生もいいな、などなど、お墓への要望をたくさん伝えたところ、ご提案して頂いたお墓は、要望を上手に取り入れてくれて、自然と調和するさながら小さな公園のようなお墓のデザインで家族一同共感しました。
娘への想いはなかなか断ち切ることはできませんが、楽しかった家族旅行のような気持ちで、娘のお墓参りができればいいなと思います。
改めて、今回の羽澤様の建墓のお手伝いをさせて頂きながら、
「お墓が家族にもたらす絆づくり」の役割の重要性を感じました。
お墓じまい(お墓解体処分)の報道に偏りがあることもあり、お墓が煩わしいものという声も聞こえますが、
羽澤様のように、家族に不幸が突然訪れる場合や、家族の絆を大切にされている方々にとって、お墓を重要視される方々はまだまだ大多数いるというのが実態です。