見える世界は条件で変わる
「ひまわりは人に向かない」
久しぶりにラジオを聞いた。
面白くしようとしている話し方だった。
でも、面白くなかった。
その瞬間、違和感だけが残った。
ひまわりは太陽の方向を向いて咲く。
人の方向には向かない。
当たり前のことだが、
そこに違和感はない。
けれど、人が人に向き始めると、
どこかに無理が生まれる。
良く見せようとした瞬間、
何かがズレる。
それは大きなズレではない。
ほんのわずかな違い。
でも、その違いは空気として伝わる。
何もしていない状態の方が、
自然に届くことがある。
水景も同じだと思っている。
整えようとしすぎると、
空間から浮く。
ただそこにある状態の方が、
結果的に馴染む。
ひまわりが太陽を向くように、
無理に向かないことが、
一番自然なのかもしれない。


