医療機関の待合室に水槽を置きたい、というご相談をいただくことがあります。
理由として多いのは「癒し」や「雰囲気を良くしたい」というものです。
ただ実際には、空間が完成した後に
「一体感のある水槽を設置したい」と言われることも少なくありません。
しかし水槽は、あとから自然に溶け込むものではありません。
動線。
視線の向き。
滞在時間。
壁面素材。
自然光や照明との関係。
これらが整って初めて、水景は空間の一部として機能します。
設計段階で組み込まれていない場合、水槽は“追加された装飾物”になりやすい。
私は水景を装飾ではなく、空間の体感温度を静かに整える装置だと考えています。
設置の前に、設計がある。
この順序を丁寧に整えることが、長く機能する水景につながります。
水槽を検討される際は、空間計画の段階からご相談いただくことで、
水景は初めて“置かれるもの”ではなく“組み込まれるもの”になります
医療空間に水槽を設置する前に考えるべきこと
テーマ:医療空間設計
リンクをコピーしました
Mybestpro Members
佐々木毅(水景デザイナー)
札幌水仙
派手さを狙わず、空間を整えるレイアウトが特徴。設置される場所や訪れる人を踏まえて水景を構成し、主張しすぎず、空間と人が自然に整う状態を作ります。設置後の管理、メンテナンスまで一貫して対応しています。
佐々木毅プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です


プロのインタビューを読む
空間に寄り添うアクアリウムのプロ

