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女性がどんなライフステージでも自分らしく、笑顔で輝けるように活躍の場を創出

一歩を踏み出したい女性を多方面から支援するプロ

上野美幸

上野美幸 うえのみゆき
上野美幸 うえのみゆき

#chapter1

保育・飲食・イベント企画業と町政参画を通じて、女性の就業・起業を支援

 「どんなライフステージでも、自分らしく輝けるように。『子育てをしながら社会に一歩踏み出したい』『自分にできることで世の中の役に立ちたい』と願う女性の皆さんに寄り添い、背中をそっと押す存在でありたいですね」

 そう語るのは、「イーク」代表の上野美幸さん。保育、飲食、地域貢献・企画支援事業を手掛け、女性の雇用創出や働きやすい環境整備に取り組んでいます。

 「20年にわたる保育士の経験を糧に、帯広市と音更町で企業型保育園と学童保育、子育てサポートセンターを運営し、子連れで利用できるキッズカフェなども展開しています。女性を積極的に採用し、保育士、キッチン・ホールスタッフなど、従業員の約9割が女性です。従業員には学童支援員といった資格取得を後押しし、お子さんを預けやすいように保育料も補助しています」

 上野さんは、女性の起業も応援。ハンドメイドの雑貨やお菓子、ネイルアートなど得意分野でブースを出し、多様な人たちが交流を深めるイベント「ひだまりテラスおとふけ」(旧称・とかち子育てフェス)を主催しています。

 「数多くの企業に協賛いただき、妊婦さんやママさん、そのご家族も集い、毎年1000~2000人が来場する大規模な催しになりました。出店を足がかりに、本業として始動する人や自分の店を持つ人もいて、うれしい限りです」

 地域に根ざした活動が評価され、2017年には北海道男女平等参画チャレンジ賞の一つ「輝く女性のチャレンジ賞」を受賞。現在は音更町議会議員も務め、3期目を迎える上野さん。誰もが生き生きと活躍し、子育てしやすい街づくりに力を注いでいます。

#chapter2

妻・母・保育士の視点で子育て世代の住まいを提案し、父の建築会社を再建

 保育士としてキャリアを積んでいた上野さん。住宅建築会社を営む父から「事業が立ち行かない」と告げられたことが人生の転機に。

 大好きな父を助けたいと一念発起し、経営を立て直す覚悟で代表に就任しますが、未知の領域に戸惑うばかり。がむしゃらに働く中で見いだしたのは、妻、母、保育士として培った知見を生かすことでした。

 「家の中で過ごす時間が長い、お母さんと子ども目線の家づくりに特化しました。子どもがけがをしないよう、角や段差を極力減らしたり、水回りで作業しながら和室で寝ている赤ちゃんの様子を見守れる間取りにしたり、万が一災害が起きた際も動きやすい動線を取り入れました」

 安全性や利便性を考慮し、子育て世代の心をつかむプランニングに努めた結果、次々に依頼が舞い込み、10年かかると言われた負債を7年で完済。業績を回復し、建築士の夫へとバトンを引き継ぎました。

 「数々のファミリーと接する中で保育への情熱が再燃し、経営のノウハウも蓄えたことから『イーク』を設立しました。社名は、日本語の『育』と、マヤ語の『風』の意味を込めて命名しました」

 女性や子どもが光を放てる場を育て、地元への愛郷心を育むことで、地域の発展に寄与することを使命に掲げる上野さん。帯広市内の飲食店がコロナ禍で閉店した際は、「居場所がなくなり困っている」という声を受け、空き店舗にフランチャイズのイタリア料理店をオープン。かつてのにぎわいを呼び戻し、多くの人に喜ばれました。

上野美幸 うえのみゆき

#chapter3

社会教育士の顔を持ち、学校や自治体、企業・団体などでの講演にも注力

 「幼いころから『周りを元気にする』と言われてきました。とにかく人が好きで、お子さんやママ、パパなど、多くの人と触れ合えることが日々の原動力になっています。特に最近は恩送りを意識していますね。自分が受けた恩を次の誰かに返す“思い”の循環こそが、社会を良くしていくと考えています」

 ヒトとヒトをつなぎ、コト、モノ、情報などを共有し、地域課題を「学び」の力で解決へと導く社会教育士の顔を持つ上野さん。教育現場や行政、企業・団体などでの講演にも力を入れています。テーマは対象に応じて柔軟に設定。実体験にもとづいて分かりやすく、楽しい雰囲気で参加者に語りかけます。

 「例えば学校であれば、自己肯定感の育み方やキャリア形成などをアドバイスいたします。企業や自治体向けには、女性が働きやすい職場づくりや地域と協働するための仕掛けづくりをご提案できます。女性グループや経営者団体には、個々人が殻を破るためのマインドセットやリーダーシップを題材に実践的な内容をお伝えします」

 聴講した人からは、「自分にもできるかもしれないと、手応えを感じた」「具体的で、明日からの行動が変わりそう」といった感想も。希望を抱き、自信をもって前進する姿を支えていきたいと熱を込めます。

 「一人一人が自分の強みを生かし、笑顔になれる場所はあります。私の経験は決して特別なことではありませんが、誰かの勇気につながり、前向きな気持ちを育むきっかけになれば光栄です」

(取材年月:2026年3月)

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上野美幸

一歩を踏み出したい女性を多方面から支援するプロ

上野美幸プロ

保育・教育・イベントコンサルタント

株式会社イーク

保育施設や飲食店の運営、起業イベント、町政参画を通じて女性の活躍を多方面から支援。講演では保育や教育、女性活躍、地方創生などをテーマに、実体験を交え、分かりやすく伝えます。

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