経営と人事を横断して支援する社会保険労務士業務のプロ
松枝貴裕
Mybestpro Interview
経営と人事を横断して支援する社会保険労務士業務のプロ
松枝貴裕
#chapter1
「人を元気に、会社を元気に、地域・日本を元気に」を経営理念に掲げ、企業規模や業種を問わず、経営課題に直結する人事戦略を支援する「社会保険労務士まつえだ経営人事労務コンサルティングオフィス」。
給与計算や社会保険手続きといった基礎業務に加え、評価制度・賃金制度の整備、採用や定着に関する支援、研修設計まで、人事機能全般に対応しています。拠点の旭川市を中心に道内全域、さらに全国にも対応し、企業ごとの状況に応じた支援を行っています。
「近年、企業経営において『人』に関する課題は、労務管理の枠にとどまらず、経営にも影響を与えるテーマとなっています。特に地方都市では人材不足が続き、採用や定着に関する課題が複雑化しています。一方で、経営課題と人事施策が分けて検討されているケースも少なくありません」
代表の松枝貴裕さんは、娯楽サービス業界で約30年にわたり、勤務社会保険労務士(社労士)や人事部長として実務に携わってきた立場から、こうした現状を語ります。
「当社では、採用から育成、定着、制度設計までを一貫して支援しています。社内体制の整備に向けた実務サポートに加え、ハラスメントやメンタルヘルスに関するセミナー・研修にも対応しています」
社員が長く活躍できる仕組みを構築し、企業と働く人の双方の満足度向上を目指す松枝さん。複雑に見える課題の背景を多角的に分析し、対策を導き出す全方位型の社労士として、企業に寄り添いながら伴走しています。
#chapter2
「新卒で入社したのは、札幌のアミューズメント施設の運営会社でした。学生の頃に見かけていた店舗で、清掃や接客に丁寧に取り組む姿が印象に残っていたのです」
直感に導かれるように飛び込んだ現場で、松枝さんは一従業員としてキャリアをスタートしました。日々の業務に向き合う中で経験を重ね、会社の事業拡大に伴い、管理職や人事責任者、さらには店舗運営全般を担う管理責任者へと役割を広げていきます。担当した店舗では全国2位の業績を記録し、不採算店舗の立て直しにも関わるなど、現場と経営の双方に携わってきました。
その後は、業界内で多角的に事業展開を進める企業へ転じ、人事部門の管理職として採用や組織づくりに関わります。現場での経験を踏まえながら、人材の確保や育成、組織運営のあり方について実務の中で知見を深めていきました。
「道内外の各地で、20回を超える転居を経験しました。キャリアの後半には本州へ拠点を移すことも検討しましたが、やはり愛着のある旭川で、自分の力を試したいという思いの方が強かったですね」
人と向き合い続けてきた中で、「地方都市における人材課題は先送りできないテーマであり、その解決には現場と経営をつなぐ視点が重要である」との認識を深めていきました。
これまでの歩みを見守ってきた家族の後押しもあり、「決して採用に有利とはいえない地方都市だからこそ、困っている企業の力になりたい」との思いから、独立・開業に至りました。
#chapter3
松枝さんは、人材の定着に向けた取り組みの一つとして、福利厚生の充実にもつながる退職金制度の見直しにも対応しています。
企業の退職金リスクの軽減と従業員の資産形成の両立を図る制度として、近年、中小企業でも導入しやすい仕組みが整備されているのが、企業型確定拠出年金(企業型DC)です。松枝さんは制度設計から運用支援までに関わり、企業ごとの状況に応じた導入を支援しています。
「事務手続きやご相談はオンラインにも対応していますが、採用や定着に関する支援では、現状を丁寧に把握するため、可能な限り現場に足を運ぶようにしています」と松枝さん。人事や採用の専任部署を持たない企業もある中で、「社外の人事担当者」として、従業員との面談や採用面接に関わることもあります。
「組織づくりは、人への理解が重要だと考えています。チーム全体の底上げを図るには、トップダウンの取り組みだけでなく、個々への対応も欠かせません。例えば30人規模のチームであれば、管理職一人対30人という関係ではなく、一人対一人の関係を積み重ねていくイメージです」
相手が経営者であっても求職者であっても、立場にかかわらず丁寧に向き合う姿勢を大切にしています。人を軸に経営と人事に向き合い続けるため、現在は経営学の修士課程にも挑戦中。「経営と人事をつなぐ立場として、企業の運営を支えていきたい」と、さらなる成長を見据えています。
(取材年月:2026年4月)
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経営と人事を横断して支援する社会保険労務士業務のプロ
松枝貴裕プロ
社会保険労務士
社会保険労務士 まつえだ経営人事労務コンサルティングオフィス
人事責任者や管理職としての経験をもとに、経営課題と人事領域を横断的に整理。採用から定着、制度設計まで一貫して支援し、企業と働く人の双方に配慮した仕組みづくりをサポートします。
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