紹介手数料を年収の15％に設定。採用コストを削減し、職員の待遇改善・定着率向上という好循環を創出（1/3）

医療・福祉業界の人材紹介や採用支援コンサルを手掛け、求人サイト「リスタート」も運営

　「採用に関わるコストを減らし、その分を職員の待遇の底上げに使えば、定着率が向上するはず。従業員が長く勤めてくれれば、さらに採用費用を削減することができる、そんないい循環を作り出していきたい」と話すのは、「ReSTA（リスタ）」の代表・小野寺弘樹さん。札幌市を中心に、医療、福祉業界の人材紹介を行っています。

　「当方では、広告費削減などの経営努力によって、紹介手数料を相場の約半額程度である年収の15％に設定しています。職員採用にかかる費用負担を抑えることで、求人企業さまが従業員の処遇改善などに回せる資金の確保が可能になります」

　自社で成果報酬型の求人サイト「リスタート」も運営し、介護士や看護師、保育士などの募集案件を札幌市内を中心に多数掲載しています。

　「登録を促してエージェントが求人提案を行う従来の求人媒体とは異なり、基本的には求職者さまが応募した求人でのみ選考が進みます。そのため、求職者さまは豊富な選択肢の中からじっくりとご自身が望む雇用形態や勤務条件を探すことができます。気になることがあれば、事前に求人内容について専用オペレーターに質問することもできます」

　自分の理想にかなう環境を見つけた人を介し、新天地を求めて知人や友人が訪れるケースも多いそう。
　「求職者にとって満足度の高い転職サポートを誠実に行うことで、多額の広告費をかけなくても人が集まり、求人企業さまに低予算でご紹介できるのも当方の強みだと思っています」

　転職を繰り返していた人が、小野寺さんの転職支援でとある企業に就職し、数年たった今も勤続しているという事例も。
　「『おかげで長く続けられる職場に出会えました』というご連絡や、感謝の言葉をいただく機会が多く、この仕事をしていてよかったと感じます」

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