「あなたがあなたであることが、素晴らしい」から始まる対話

― 学校での教職員研修を通して感じたこと ―
「生徒の主体性を育てたい」
多くの先生方がそう願いながらも、日々の授業や学校現場の中で悩まれているテーマではないでしょうか。
先日、広島県内の高等学校で教職員研修を担当する機会をいただきました。
今回はその研修を通して感じた「主体性が育つ場づくり」についてお伝えしたいと思います。
先日、広島県内の高等学校にて、先生方を対象とした研修
「生徒の変容と主体性が生まれる場づくり ― ファシリテーションの基本と実践」
を担当させていただきました。
ご多忙な時期にもかかわらず、多くの先生方にご参加いただき、心より感謝申し上げます。
研修では、先生方お一人おひとりが「いつもの生徒の顔」を思い浮かべながら参加されている様子がとても印象的でした。真剣でありながらも、温かい雰囲気に包まれた時間となりました。
私は、ファシリテーションは「生き物」だと感じています。
その場にいる人、時間帯、空気感、天候など、条件は毎回違います。
同じ場は二度とありません。
だからこそ、私自身にとっても毎回が学びであり、挑戦です。
その中で、学校や教室づくりで何より大切にしているのが「あり方」です。
目の前の生徒に対してどんな姿勢で関わるのか。
その場にいる人たちにどのように向き合うのか。
今回はそれを体感していただくため、先生方にも
実際に体を動かしながら参加していただきました。
私の講座では、
・動きます
・遊びます
・笑います
一見すると研修らしくないかもしれませんが、こうした体験を通して、
縦の関係が少しずつ横へと変わり、場の空気がやわらかく“ウェーブ”していきます。
その中で、自然と気づきが生まれていくのです。
私が目指しているのは、次のような場づくりです。
・正解を教える場ではなく、考えが生まれる場
・指示する場ではなく、自然と対話が生まれる場
・受け身ではなく、気づいたら主体性が育っている場
研修後には、先生方から
「明日からの授業で試してみたい」
「生徒との関わり方を見直すきっかけになった」
といった声をいただき、胸が熱くなりました。
生徒が変わる前に、まず大人の関わり方が変わる。
その小さな一歩を一緒につくる時間になっていたなら、とても嬉しく思います。
学校研修や教職員研修のほか、
企業研修やチームづくりなどでも、こうしたファシリテーションの考え方は活かすことができます。
その場、その人、その組織に合った「生きたファシリテーション」を、
これからも一緒に創っていけたらと思っています。



