役割が決まっていなかった相続
情報を書くことから始めてみる
相続が終わったあと、
「何から手をつければいいのか分からなかった」
そんな時間が、できるだけ少なくなること。
それも、家族にとっては
大切なやさしさの一つです。
想いをきれいな言葉にすることよりも、
まずは、暮らしの中にある情報が
静かに手渡されていること。
それだけで、
相続の始まりは、ずいぶん違ってきます。
「うまく言葉にできない」
エンディングノートというと、
想いやメッセージを書くもの、
と思われがちです。
「何を書けばいいか分からない」
「うまく言葉にできない」
そう感じて、
手が止まってしまう方も少なくありません。
けれど、
最初から気持ちを書こうとしなくて大丈夫です。
はじめの一歩
はじめの一歩として、
意外と大切なのが「情報」です。
どこの銀行を使っているのか。
不動産はどこにあるのか。
保険に入っているかどうか。
完璧でなくて構いません。
分かる範囲で、一覧にしてみる。
それだけでも、
残された人の負担は大きく変わります。
情報を書くことは、
将来のための準備であると同時に、
家族への、静かな思いやりでもあります。
相続税がかからなければ、安心。 本当に、そうでしょうか。
来週のコラムでは、
相続でよくある“思い込み”について
少しだけ、お話しします。
税金がなくても、
大変になる相続はあります。
でも、知っていれば、
ずっと穏やかに進むこともあります。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



