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魚谷啓悟プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

ドライクリーニングと水洗いの違い

魚谷啓悟

魚谷啓悟

テーマ:私たちの事業について

クリーニング店が行う衣類の洗い方には大きく分けて「ドライクリーニング」と「水洗い」の2種類があります。
これ以外にも洗い方はあるのですが、身近な物や聞き覚えのある洗い方としての2種類を説明します。
どちらにも長所と短所があり、特徴を理解することで衣類をより良い状態で長く使うことができます。

◆ドライクリーニングの特徴
・水ではない溶剤(多いのは石油系の溶剤)で洗うため。水で濡れることがない洗濯です。
 ⇒家庭用洗濯機のドライコースは水を使用するため意味が異なります。 
・型くずれしにくい
・油汚れに強い
・でも、汗・ニオイは実は落ちにくい…
・乾燥不足の場合、溶剤の臭いがする…

◆水洗いの特徴
・汗・皮脂・ニオイをしっかり除去
・洗い上がりが軽くて気持ちいい
・清潔感は圧倒的に◎
・最近は縮みや色落ちもほぼ防げる洗剤も出てきている。

当社でもドライクリーニングも水洗いも行っています。

私も引き継ぎ前には意味を理解しておらず前職の仕事着であったスーツがクリーニングから戻ってきても何か臭いが残っており不快感を覚えたことがあります。
ドライクリーニングでは水を使わないので服から色が出たり、型崩れしにくい、仕上げやすい(クリーニング店の視点)など長所もあるのですが、お客様がせっかく出してくれているのであれば意向をお聞きして、手間を惜しまず水で洗えないかを考えています。

写真はドライクリーニングのみをずっと行っていた礼服を初めて預けてくださったお客様の商品になります。
洗剤と水で洗ってますが元は透明の液体ですので、何年もドライクリーニングを続けた結果、残留した溶剤・汗・皮脂が茶色の汚れで出てきてお客様と2人で驚きました。

皆様の大切なお洋服。
臭いや汚れを取ることが目的でクリーニング店をご利用される際には「これ水洗いできますか?」を合言葉に受付時に聞かれるとクリーニングに対する満足度も格段に上がると思います。


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魚谷啓悟
専門家

魚谷啓悟(クリーニング師)

有限会社宮島白栄舎

受付から仕上げまでを自社一貫体制で担い、熟練の技術と丁寧な手仕事で汚れを落とします。大切な衣類や布団、じゅうたんを一つ一つ丁寧に扱い、満足度の高いクリーニングを目指します

魚谷啓悟プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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