フィットする空間を設計士と共にかたちに
空間のつくり方から住まいを考える

最近、木の柱を
目にしたことがありますか。
住宅の中で柱を見る機会は、
ずいぶん少なくなりました。
壁に囲まれた空間では、
建物を支える構造を、
意識することも少なくなります。
けれど古い木の家や、
神社や古民家などでは、
柱が空間の中に、
静かに立っています。
木の柱は、
ただ支えるだけのものではありません。
空間の距離をつくり、
視線の流れを生み、
そこにいる人の感覚に、
静かなリズムを与えています。
設計を考えるとき、
私はときどき、
壁の建築と柱の建築
という見方をします。
壁の建築とは、
壁によって部屋区切る考え方です。
部屋の機能が整理され、
暮らしが分かりやすくなります。
多くの住宅は、
この考え方でつくられています。
柱の建築とは、
柱と梁で支える考え方です。
壁によって分離しないので
空間を連続させることができます。
日本の木の建築には、
この考え方が多く残っています。
襖や障子を開けばつながり、
閉じれば個室になる。
そこには、
決めすぎない余白があります。
どちらが正しい、
ということではありません。
大切なのは、
どんな暮らしを望むのかです。
静かな個室が必要な人。
気配を感じたい人。
暮らし方によって、
空間の答えは変わります。
設計とは、
形を決めることではなく、
暮らし方を、
整理することでもあります。
現代の住宅では、
壁と柱の両方を使います。
強さと広がり。
安心と自由。
そのバランスを整えることが、
設計の仕事だと思っています。
私が大切にしているのは、
最初から決めすぎないことです。
暮らしは変わります。
時間とともに変化します。
だからこそ、
少しの余白を残すこと。
それは日本的な柱の建築が持つ、
考え方に近いのかもしれません。
住まいを考えるとき、
間取りの前に、
どんな空間で、
暮らしたいかを考える。
それも大切な、
住まいづくりの始まりです。
木の家だけでなく、
マンションの一室や、
コンクリートの建物の中にも、
木を取り入れることはできます。
柱のように、
空間のよりどころとなる木。
内装の一部として、
木を見せることもできます。
住まいの中に、
少し木を加えることで、
空間の印象が、
大きく変わることもあります。
レフトハンズでは、
木造住宅だけでなく、
マンション改修や既存建物の空間にも、
木を活かした設計を行っています。
自分の空間で木の利用を考えている方
お気軽にご相談ください。



