【ミックスしよう内と外】 家づくりのすすめ7
冬のお風呂が寒い理由と、ユニットバス改修時にできること

冬になると、家の中で最も寒く感じる場所はどこでしょうか。
多くの人にとって、それは脱衣室と浴室です。
服を脱いだ瞬間に感じるひんやりした空気、
足裏から伝わる床の冷たさ。
この体感は、建物の断熱性能の数字よりも、正直に家の状態を教えてくれます。
冬の脱衣室と浴室が寒いのは、あたためた部屋との差異でも感じます。
在来浴室では、タイル張りの床や壁、大きな窓が多く、
冷たい空気が入りやすく、暖かさも逃げやすい構造です。
でも考え方は服と同じです。
建物だからと難しく考える必要はありません。
服や布団で体を守るように、壁・床・天井で空気を囲い、暖かさを保つことが大切です。
ユニットバスに替えるときは断熱のチャンス
在来のタイル風呂をユニットバスに替える工事は、
新しい設備を入れるだけではなく、
住まいの断熱と気密を整える絶好のタイミングです。
ユニットバス自体の断熱はもちろん大事ですが、
それにプラスして、浴室まわりをすき間のない箱のように整えること。
冷たい空気が入り込まない、体を守る「気密の服」を建物に着せるイメージです。
さらに、水回りならではの注意もあります。
在来のタイル風呂では、目地から水が入り、柱や土台に回っていることがあります。
ユニットバスへの改修は、
見えない部分を確認できる貴重なチャンスでもあります。
必要があれば構造体の補強や修繕を行い、建物全体の健康を整えましょう。
見積もりのときにひとこと
リフォームの見積もりでは、ぜひ一度、こう尋ねてみてください。
「ユニットバスのまわりを、気密のとれた箱としてつくれますか?」
このひとことだけで、暖かさの質は大きく変わります。
きちんと断熱と気密をされた脱衣室と浴室は、入った瞬間の寒さも感じにくくなります
断熱や気密の話は、特別な技術や高価な設備の話ではありません。
服や布団で体を守る感覚と同じように、建物全体を「体を守る服」で包むことなのです。
脱衣室と浴室の断熱と気密を考えること
それは、暮らしを少しずつ快適にする、身近で大切な工夫なのだと思います。



