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空間はことばでつくられる

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テーマ:つくることより ととのえる

ryokogawa
計画の打ち合わせや建築カウンセリングで
話し合いの土台となるのは、やはり人が伝える「ことば」です。
皆さんが日々使っていることばのなかで、理想のイメージを教えていただきます。

「しっかり断熱された家」
「長期の利用ができる家」
「土間をもつ家に住みたい」
「今の家に●●年は住み続けたい」
「仕事をする場所を家のなかに欲しい」

こうした言葉の限定では、まだまだどのような家も建てることはできます。
断熱性能や強度、素材などの物理的な部分は、予算によって調整できます。

では、建物の中にある“空間”のイメージは、ことばにできているでしょうか。

部屋の名前は機能を示しているだけで、どんな空間に仕上げるのかは自由です。
その自由を、どこかで建築士に任せきってはいませんか。
建築士は「デザインする人」ではありません。

もし自分が施主なら、私は建築士にお任せしたくない。
できるだけ自分で決めていきたいと思うタイプです。
または自分のことをわかってくれるだろう建築士をさがしまわります。
私は施主のつくりたい空間をその思いをサポートできる設計士でありたいと、レフトハンズの今の設計プロセスをつくってきました。

最近は、言葉の行き違いや、経験の違いから誤解が生まれることもあると聞きます。
だからこそ、建設業者や設計士、ハウスメーカーと話す前に、自分の家のイメージを「伝わりやすい言葉」で持っておいてください。
また、業者側も図面だけでなく、できるだけ「言葉」で答えていく必要があります。

完成した空間は、図面に描かれた通りにできあがります。
職人さんに伝える「言葉」として様々な図面があります。

空間とことば。
暮らしの中でその深さを知るたびに、空間のもつ大切な「ことば」を実感するようになるでしょう。

レフトハンズ 「空間とことば」から

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専門家

ねぎもとあやこ(一級建築士)

建築設計 LEFTHANDS 一級建築士事務所

木造住宅や古民家再生の経験を生かし、環境や多様な暮らし方にあう計画を提案。日本の自然環境にある木材を生かし、構造・意匠・素材の木のリズムでととのえ、安心感と温もりに満ちた住空間を実現します。

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