リノベーション➁ ~こだわりの素材を使って
ここから50年を考えたリノベーション

工務店さんからのご紹介で
1945年以前に建てられた家の再生をすることに
施主は大きな建物の設計する建築士さん
最初はお断りをさせていただきました
木造の現場の話との違いを理解していただき
レフトハンズのやり方で良いのならとお受けしました
しばらく新築を建てるのかリノベーションするのかと
迷われていましたが
予算がさほど変わらないのなら
思い出のある家を残そうということに
これから50年の使用を考えての再生です
まずは構造を補強することから
土をのせた屋根をふき替えるので
いらない場所は減築してメンテナスする部分を減らすことに
外壁部分は構造用合板で補強
床は梁を増やして合板で水平剛性を高めます
固める方の耐震補強を選びました
デザインを引き継ぐ
玄関と縁側と2階の廊下はそのままに
小窓や欄間のデザインを残しました
これから50年の素材選び
50年前の家は何でできていたのでしょう
また今も残っている素材は
そう思うと工業製品はすぐになくなってしまうので
杉板の外壁を選びました
この家の竣工写真・設計過程を知りたい方は
己斐の家|リノベーション|戦前の住宅 をご覧ください



