年末に部屋をととのえる|新しいことをひとつ始める
改築・改修・増築を彼女たちがした選択
家・空間を変化させることは人生でたくさんあるできごとではありません
食べ物やファッションと同じように、住空間も多様になり
そのなかから様々な選択する、とても大変な作業です
「家・空間に対して自分は何を望んでいるのだろう」と
向き合うことなくはじめると時間は簡単にすぎてしまいます
しかし、誰もあなたのようにあなたのことを考えてくれる人はいません
自分でつくることを選択した3人
今回は、レフトハンズの「共につくる」を実践した事例をお伝えして
少しでも身のまわりをととのえることのヒントになればと思います
設計するプロセスを楽しみたい ( 50代女性 )
数年前から車いすでの生活を余儀なくされることになり
家でリモートワークをはじめた彼女からのご依頼は
「小屋を建てたい」建てたいというものでした
家を現在の状況を見に行くと使ってない和室がひとつ
さらに玄関が広く、壁を撤去でいれば和室にアクセスできる状態でした
和室を小屋にしたらと思いつき
その提案を受け入れられたので、共につくるがスタートしました
まずは和室が一番つかいやすいか他のプランも用意して比較検討
他の部屋へのアクセス、素材・必要な家具等の打ち合わせも続きます
彼女の車イスでの移動・手の動く範囲などを理解しながらの設計になりました
リモートでの打ち合わせを重ねているあいだに格子かべの案になりました
北側和室への光の取り入れ方と自然の変化を感じる生活ができるようにと提案
格子の大きさ等は現場では監督さんと建具屋さんと相談しながら施工方法等も決めました
このプロセスごとの場所の価値だと共に思うことができています
場をつくるので手伝ってもらえませんか ( 50代女性 )
久しぶりに広島で仕事することになった彼女は、様々な仕事をこなしてきて
父親が持っているビルのなかに自分の空間をつくることを決断されました
お箏教室などの使い方について、少しは決まっていたのですが
あとは使い方の可能性を含めて、設計をご依頼いただきました
設計していく間に、レフトハンズがここで活動すること
建築カウンセリングを始めることになりました
今年12月にはオープニングイベントとして福田十糸子作品展も企画させてもらってます
「こだわりはありません」といいながら選択する時も、人のことばかり考えてしまう彼女が
くつろぎの時間をすごす場所はどんなところだろう
設計への自由度がある改修でしたので私はそこにフォーカスしていました
自分の思いをかたちにできそう ( 50代女性 )
家を購入された時から増築を考えられていた彼女は
数社の工務店さんと話し合いをされていました
知合いの紹介で事務所に来ていただき
自分の思いを伝えて設計できることをお知りになり、設計のご依頼いただいきました
お花と時間をすごす場所また家族がゆったり過ごせることを考えておられました
まずどこに増築できるか、すべての可能性を簡単な図面にしてお見せして
自分の使い方に近いものをどんどんと選択されていきました
長いあいだ頭の中で考えられてたことがかたちになることを実感されたと思います
素敵な既存の住宅にあわせながら、生活の広がりを感じるスペースが出来上がりました






