11/25 中小企業向けDX講座&体験セミナーのご紹介 《25日第3部》
ちょうど1年前にコラムで上げたのですが、2025年10月14日に Windows 10 のサポートが終了しました。WordやExcelなどの Office 2016 / 2019のサポートも同時に終了しました。
さらに Office 2021 は 2026年10月13日に終了いたします。
Windows 10サポート終了:今すぐ考えるべきこと
2025年10月14日、MicrosoftはWindows 10のサポートを正式に終了しました。これは、セキュリティ更新プログラムや技術サポートの提供が完全に停止されたことを意味します。Windows 10は引き続き使用可能ですが、今後は新たな脆弱性に対する修正が行われず、ウイルスやマルウェアの標的になりやすくなります。企業だけでなく、家庭で使っているパソコンにも大きな影響があるため、早めの対応が求められます。
なぜサポート終了が問題なのか?
Windows 10は2015年に登場し、長年にわたり多くの家庭で使われてきました。写真の整理、年賀状作成、ネットショッピング、子どもの学習など、日常生活に欠かせない存在です。しかし、サポートが終了すると、セキュリティ更新が提供されなくなり、インターネットに接続して使い続けることが危険になります。特に、オンラインバンキングやクレジットカード決済を行う場合、情報漏洩のリスクが高まります。
Windows 11への移行が最も安全
Microsoftは、Windows 11への移行を強く推奨しています。Windows 11は、より強化されたセキュリティ機能や、AIアシスタント「Copilot」などの新機能を搭載しており、家庭でも安心して使える環境が整っています。Windows 10からのアップグレードは無料ですが、パソコンがWindows 11の動作要件(TPM 2.0、Secure Bootなど)を満たしている必要があります。
自分のパソコンが対応しているかどうかは、「PC正常性チェック」ツールを使えば簡単に確認できます。対応していれば、画面にアップグレードの案内が表示されることもあります。
パソコンの買い替えも選択肢
もし現在のパソコンがWindows 11に対応していない場合は、買い替えが必要です。最近の家庭向けパソコンは、8〜15万円程度で購入可能で、性能も十分です。買い替えの際は、写真や文書などのデータを外付けハードディスクやクラウド(OneDriveなど)にバックアップしておくと、移行もスムーズです。
また、パソコンの廃棄については、自治体の回収サービスや「リネットジャパン」などの無料回収サービスを利用すると安心です。データ消去は専用ソフトや物理的破壊で確実に行いましょう。
Windows 10を使い続ける場合の注意点
どうしてもWindows 10を使い続けたい場合は、Microsoftが提供する「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」を利用する方法があります。これは、最大1年間、セキュリティ更新を有料で受けられる制度です。ただし、これは一時的な措置であり、恒久的な解決策ではありません。
また、セキュリティ対策として、ウイルス対策ソフトの導入や、不要な機能(Bluetooth、リモートデスクトップなど)の無効化、安全なブラウザの使用などが重要です。オンラインバンキングや買い物は避け、メールの添付ファイルや怪しいリンクは開かないようにしましょう。
安心して使い続けるために
Windows 10のサポート終了は、家庭ユーザーにとっても大きな転換点です。「まだ使えるから大丈夫」と思っていても、知らないうちに危険にさらされる可能性があります。家族の安全を守るためにも、早めの対応が重要です。
パソコンの買い替えやWindows 11への移行は、少し手間がかかるかもしれませんが、今後数年間を安心して過ごすための投資と考えましょう。
Office製品の購入方法もよく考えて
購入時のパソコンにインストール済みのOfficeアプリケーションは基本的にはライセンス規約上別のパソコンに移行することはできません。さらに直近では Office 2016,2019,2021,2024とバージョンにサポート終了の影響がこれからも起きることでしょう。これを機会にOffice のサブスクリプションである Microsoft 365 プランを考えるもよい機会と思います。家庭向けプラン、企業向けプランがありますが、一般家庭の方が企業プランを購入することができます。
Office製品のサブスク Microsoft 365



