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コラム

一次性頭痛とは?一次性頭痛の種類と分類について

2019年2月11日 公開 / 2019年2月16日更新

テーマ:頭痛の基礎知識

いのうえ内科脳神経クリニックの院長です。
本日は建国記念日。
米国独立200年を記念して発行された二ドル札の写真です(本日は日本の建国記念日ですが)
昨日は幸、天気にも恵まれましたが本日は少し雨模様!
前回に引き続き、頭痛の基礎知識
第二弾です!
この文章をみてある程度全体をつかんでいただきたく思います。
そのため前回の内容と少し重複します。
【概要】
頭痛と言っても、その症状によっていろいろな種類があるのをご存知でしょうか。
ここでは、頭痛に悩む人のほとんどが該当する「一次性頭痛」について症状別に紹介していきます。

命の危険がある頭痛と慢性的な頭痛

頭痛には、命の危険がある頭痛と慢性的な頭痛がある
日本人の4人に1人が、日ごろから頭痛に悩んでいるといわれています。
このような人たちが悩む頭痛は、少しがまんすれば治る程度の頭痛です。
痛みがひどい時は、鎮痛薬を飲めばやがて痛みは治まり、元の生活に戻ることができます。
頭痛というと、体調のちょっとした不具合のようなもので、深刻に考えている人が少ないかもしれません。
「よく頭が痛くなるけどそのうち治る」といった頭痛は、「一次性頭痛」と分類されています。
一方で頭痛の中には、軽い症状のものだけではなく、すぐに医師の診察や治療を受けないと体に大きな影響を与えてしまう深刻な頭痛もあります。
脳卒中、脳腫瘍、髄膜炎、脳挫傷などがこれらに該当しますが、これらは生命に危険を及ぼしかねない深刻な病気です。
これらの疾患においても頭痛の症状がみられます。
このような疾患から起こる頭痛のことを「二次性頭痛」と呼んでいます。
頭痛は、まず一次性頭痛か二次性頭痛のどちらかを判断し、二次性頭痛の時はすぐに医師の治療を受けねばなりません。
頭痛もちの人は一次性頭痛に該当する人がほとんど その種類は?
日常生活を送る中で、時折頭が痛む人の多くは、頭痛の程度に関係なく一次性頭痛に該当する人と考えられます。
一次性頭痛の人は、
「いつからそうなったかはよく覚えていないけど、頭が痛い時は何もできず、つらさを感じ、鎮痛薬を飲んで痛みが治まるのを待つ」
といったことを繰り返しているのが特徴です。
一次性頭痛の人の大半は、手早く薬を飲んで痛みをおさえる人が多いのです。
しかし
「薬を飲んで治す」方法はおなじであっても、その症状や原因を詳しく調べれば、この一次性頭痛にも種類がいくつかあります。
また
薬を飲む以外の方法で、再び頭が痛くなるリスクを減らすことができる場合もあります。
一次性頭痛に分類される頭痛には次のような種類があります。

片頭痛(へんずつう)

【症状】
頭の片側がズキンズキンと脈を打つように痛む。
痛みの頻度は週2回~月1回程度で、4~72時間痛む。
頭痛が起こる前に、普段は気にならない光・音・においが気になったり、吐き気や、肩こりを感じることがある。
【原因】
精神的ストレス。
緊張から解放された時。
睡眠不足・睡眠過多。
女性の場合は月経。
【対処法】
①予防薬と頓挫薬(とんざやく)の2種類を服用する
予防薬は脳の過敏性を鎮め、血管を広げて頭痛を起こりにくくする働きがあります。
頓挫薬とは鎮痛薬のみでなく、片頭痛の機序そのものを取り除く働きのあるトリプタン製剤を用います。
頓挫薬は、頭痛が起きて早期に服用することで、1時間後には頭痛緩和効果が得られやすいのです。
しかし
頭痛の前兆が出た時に服用しても効果は弱いこともあり。
服用のタイミングについては医師からアドバイスを受けるようにしてください。
また
トリプタン製剤は、頭痛が回復する時に眠気を感じることがあるため、車の運転などには注意が必要です。
②生活習慣の見直し
頭痛が起こるパターンを記録することで、どういったタイミングで頭痛がおきるのかを把握し、それをもとに対処法や薬の服用について医師から指導を受けるようにします。
*参考ホームページとブログ
 ホームページ
 片頭痛の予防 
 ブログ 
 片頭痛の予防に緑を!サングラスの多目的使用!!
 片頭痛の予防薬、いつまで続けるか?適応は?
 片頭痛の予防薬って一生飲まないといけない? 

緊張型頭痛

【症状】
頭のまわりを、何かで締め付けられるような鈍い痛みやずっしりと重苦しい痛み。
頭の両側や全体、後頭部が痛む。
痛みは30分~7日間続き、年齢に関係なく子どもから高齢者まで、あらゆる年齢層にみられる。
肩・首に強い凝りやめまい、ふらつき、全身に倦怠感が生じることもある。
頭痛が起こる前の前兆はない。
体の疲れが原因となっていることから、1日の中では午後から夕方、週末に症状が出やすい。
【原因】
精神的ストレス。
パソコンやスマホの長時間操作による目の疲れや首、肩、背中の筋肉の緊張。
【対処法】
①運動やストレッチ
デスクワークの仕事が長い人は、1~2時間に1回、ストレッチなどで体をほぐします。
②内服薬
筋肉の緊張を緩和し、血行を促進する効果のある薬を服用します。
③リラクゼーション
ホットパックや電気治療、マッサージなどを利用してリラックスや気分転換につとめます。

群発頭痛

【症状】
1~2カ月間程度の期間に集中して激しい痛みを伴う頭痛が起こる。
頭痛の持続時間は、15分~3時間。
20~40歳代の男性に多い。
片側の目の奥に起こり、えぐられるような激しい痛み。
目の充血、涙目、鼻水・鼻づまり、額からの発汗。
片頭痛よりも激しい痛み。
【原因】
アルコール摂取。
ニトログリセリン服用による副作用。
【対処法】
①酸素吸入
発作が起きた時、医療用の純度100%の酸素を、フェイスマスクを通じて毎分7リットルを15分吸入します。
②トリプタン系薬剤
この薬は、錠剤、点鼻薬、自己注射などさまざまなタイプがあり、作用持続時間の違いや服用のしやすさなど、それぞれに特徴があるため医師の指示に従って使用してください。
③禁酒
群発期間中は禁酒、期間外は飲酒しても頭痛は起こりません。
登山や飛行機を利用する際、気圧の急激な変化のために欠陥が拡張し、神経が刺激されて頭痛を発症することがあるので、事前に医師に相談するようにしましょう。

後頭神経痛

【症状】
後頭部から側頭部、頭頂部、額にかけて皮膚の表面が焼き付くような、ピリピリと針で刺したような痛み。
痛みの持続時間が数秒と短く、痛みがある時期とない時期に分かれる。
【原因】
身体的、精神的ストレスにより、体内で痛みを抑制するセロトニンやノルアドレナリンが減って、神経が過敏となるためにおこあある。
【対処法】
①睡眠
②ストレスコントロール
繰り返し何度も起こる後頭神経痛は、肩や首の凝り、睡眠不足やストレスが原因となっていることが多いと考えられています。
まずは痛みのある場所をマッサージ、および入浴で温めて血流を上げるようにしてみましょう。

薬剤の使用過多による頭痛

【症状】
一次性頭痛のいずれかの症状が毎日のように起こる。
【原因】
鎮痛薬の飲みすぎ。
【対処法】
月に10回以上、3カ月以上続けて頭痛薬を飲んでいるという人は、頭痛が日常化しており、痛みに敏感になりすぎるあまり、頭痛薬に依存している傾向があります。
医師の診察を受けるようにしてください。

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