難治性片頭痛
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)
偏頭痛(へんずつう)が頭の片側で痛む頭痛と国語辞典には定義されてます。
医学的に使用する片頭痛(へんずつう)は両側性のものも半分くらいあるのです。
緊張型頭痛でも一般のかたが思われているものと少しことなることもあり。
本コラムではそんな緊張型頭痛について書いてみます。
緊張型頭痛は頭の筋肉の緊張でおこる頭痛といわれております。
ストレス
⇒頭蓋頚部筋の収縮
⇒局所循環不全
⇒発痛物質の発生
⇒頭蓋頚部の筋肉のこり
⇒筋の収縮
いままでは、この悪循環が緊張型頭痛の原因だとされておりましたね。
近年の研究では、頭の筋肉の収縮による頭痛は、筋肉の問題だけでないことがわかりました。
脳が感作されることが頭痛の要因の一つといわれるようになりまし
筋肉の問題は
筋肉の硬度(かたさ)の上昇
筋肉の疼痛にたいする圧痛のスコアの上昇です
脳の問題は
痛みの域値の低下
脳から痛みを抑えようとする神経伝達物質によるコントロールの障害です。
たかが、緊張型頭痛でもこれだけ複雑なことが研究され解明されているのです。
原因にもどります。
ストレスです!
これは片頭痛の原因のストレスに共通点があります。
そしてそのストレスにより頭蓋頚部筋の収縮が異常におこるのです
ストレス
三種類のストレスがあります。
・精神的ストレス 緊張、不安、心配、いらいらなど
・生理的ストレス 疲れ、睡眠不足、不適切な姿勢など
・物理的ストレス 照明の不足、騒音、天候、空調など
これらのストレスを受けやすい背景因子というのもあります。
・几帳面でまじめ
・神経質
・仕事(長時間のデスクワーク、うつむき姿勢、細かい作業)
・頭頸部の病的状態(眼の屈折異常、咬合不全、頸椎の形態的異常、鶴首)
・猫背
・不適切な枕
・社会・家庭環境
・人間関係など
これだけストレスの原因が多岐にわたりありますので、緊張型頭痛の原因であるストレス原を探るのは至難のわざです。
当然それは一つでなく複数以上あることが普通です。
緊張型頭痛のかたや肩こりをなおすには!
・肩や首にちからがはいらないような生活をすること
これってあたりまえ、といわれればそうなんですが自分の筋緊張や姿勢を客観視することからはじまりますね。
鏡をみたり他人にスマホで自分の姿勢を撮ってもらったりするとよいと思います。
意外に、変な姿勢をしていることがわかります。
・規則正しい生活をおくること
睡眠・食事・運動などでしょう。
規則正しい生活ができない理由も探ってみましょう。
睡眠障害の原因が歯の咬合不全だったり、歯医者さんにいくことで睡眠障害もなくなり肩こり、緊張型頭痛もなくなるかたがいました。
肩こり・緊張型頭痛ははやく治療しましょう
慢性のこりや頭痛をかかえていると、脳が感作されると書きました。
脳が感作されてしまうと肩こり・頭痛があたりまえのようになり脳が記憶してしまうんです。
生活の質を落とす原因にもなりかねませんので、この文章に書いたことなど参考にしていただけると助かります。
ほかにも広島頭痛専門医ブログやホームページになどにも、肩こりや緊張型頭痛についての治療法を書いております。
ぜひ、みていただけるとうれしいです。