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井上健(いのうえけん) / 内科医

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危険な頭痛 脳腫瘍と耳鼻咽喉科の腫瘍 早朝時の頭痛と局所の頭痛には注意を

2017年9月3日 公開 / 2020年11月9日更新

テーマ:広島の頭痛外来

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 頭痛 原因頭痛 対策

阪神の横田慎太郎外野手(22)が脳腫瘍から復帰されました。頭痛を訴えてキャンプを離脱し病院にいき脳腫瘍と診断されたそうです。詳細は不明ですが病気との闘いにも勝つことを心よりお祈りします。

脳腫瘍の場合、脳の中に正常組織とは別の体積のものができるので脳圧(のうあつ)が亢進して頭痛が出現します。
したがって頭を下げている早朝時などに頭痛が初期症状として出現することがよくあります。
また、脳内に限らず顔面や歯科領域の腫瘍も徐々に大きくなるので局所を中心に痛みが続くことが多くあります(正確には訴えの位置と腫瘍の位置は異なることが多いです)。このような頭痛は危険信号であり、できるだけ早期に画像診断ができる施設に受診してください。また一度の画像診断で異常ないと言われても、画像診断を繰り返す必要があります。腫瘍が小さかったり撮影条件により見えたかったりするからです。

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