きらりスタッフレポート Vol.2「認知症の会員Aさん」
こんにちは。本部事務局の大原です。
今回は、昨年の冬に亡くなられた会員のC様について書きたいと思います。
C様には、地域包括支援センターからの紹介できらりにご入会いただきました。
80代の女性で、腰の低いすてきな女性です。
入会相談に伺った時には既に入院されており、
上体を起こしてくれ、私たちに色々とお話をされました。
C様がお元気だったのはその時ぐらいで、
次にお会いしてからは、亡くなられるまでベッドに寝たきりで、
ずっと苦しそうにされていました。
入会いただいてまもなく、C様は癌で亡くなりました。
きらりでは、C様の生前のご意志どおり、
「きらり葬」(きらりが主体となって行う会員様限定のオリジナルの葬儀)を執り行い、
「きらりのお墓」(会員様限定の共同のお墓/個別のお墓もあり)に納骨しました。
病院の担当者や地域包括支援センター、ご近所の方や民生委員の方、
賛助会員である葬儀事業者や遺品整理事業者など
たくさんの方にご協力いただきながら、
必要な手続きを滞りなく終わらせることができました。
きらり葬
きらりの役職員や民生委員の方が参列。
きらりのお墓へ納骨
C様の生前のご希望どおり、信仰されていた宗派のお経をあげていただきました。
C様が亡くなられた後、C様の遺品整理をするため、ご自宅に行ったところ、
お部屋には、海外旅行の写真や華やかなお洋服がたくさんありました。
更に「いつも身なりを綺麗にしていて、ヒールのある靴を履いていたのよ」
とご自宅の整理を手伝いに来てくださったご近所の方に伺いました。
ベッドの上でしんどそうにしているC様を思い出すので、
遺品整理は正直辛かったのですが、
C様のお人柄を知ることができ、思い出話を聞けたので良かった、と心から思いました。
ご自宅の整理の様子
C様が残された遺産は、生前のご意志どおり各所へ寄附をすることになりました。
きらりにも、寄附をいただきました。
私は、感謝の気持ちと共に
「C様ご自身のためにもっと使ってほしかった」という想いになりました。
「お元気なうちにきらりにご入会いただいて、
老後の不安をきらりに相談いただき安心していただいた後、
たくさん楽しんでいただきたい」
C様との思い出を振り返った時、
今お元気にされているプラチナ世代の方々に対してそう思います。
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