郷土の象徴・赤城山を守る。「県立赤城公園サポーター」として今シーズンも始動します
2026年4月25日、私たちの愛する赤城山に「スノーピーク赤城キャンプフィールド」がグランドオープンしました。
群馬県から「赤城公園サポーター」の委嘱を受けて活動している一人として、この日を迎えられたことを心から嬉しく、感慨深く思っています。
実は、今回のオープンには私自身、並々ならぬ思いがあります。
「守るべきもの」のために戦った、サポーターとしての原点
時計の針を少し巻き戻すと、私がサポーターに登録した2020年当時は、赤城山のキャンプ場はまだ無料で管理者が不在の、いわば「無法地帯」に近い状態でした。
ルールを無視した樹木の伐採、不法な長期滞在、さらには管理者でもないのに我が物顔で他の利用者に指図をする人……。
私は、県や前橋市役所、時には警察や消防の皆さんと共に見回りを行ってきましたが、中には正論を伝えても罵声を浴びせてくる方もいました。
正直、悔しさで拳を握りしめて耐える瞬間もありましたが、「この美しい環境を壊してはいけない」という一心で、地元の皆さんの苦労や、マナーを守るキャンパーの声を背負い、長きにわたり対峙し続けてきました。
多様な「想い」のバランスをどう取るか
今回、世界的なブランドであるスノーピークが管理・運営に携わり、美しく整備されたキャンプ場として生まれ変わったことは、地域にとって大きな前進です。
同日には山頂付近に「ほぼの駅AKAGI」も誕生し、ビジターセンターのリニューアルも控えています。
こうした開発が進むことに対し、様々な意見があることも承知しています。
しかし、ここで少し想像してみてほしいのです。
その地に住む方の想い、環境を守ろうとする行政の想い、訪れる方の想い、そして遠くから赤城山を見つめる方の想い。
多様な視点のバランスを取るため、今回のプロジェクトも多くの関係者が時間をかけ、ねりに練って進めてきたものです。
「マイナス」ではなく「プラス」のエネルギーで
せっかく新しい一歩を踏み出したのですから、マイナスな意見を投げ合うのではなく、「どうすればもっと良くなるか」を共に考えたい。
「もっと赤城山に行こう」「良いところを見つけよう」
そんなプラスの意見で、この山を盛り上げていきたいと私は考えています。
スタートしたことにマイナス意見を言っても何も生まれません。
より良くしようという前向きな姿勢こそが、地域の未来を創ると信じています。
赤城山には、新しいキャンプ場以外にも素敵なお店がたくさんあります。
そして何より、人があたたかく、「ご縁を繋ぐ山」としても有名です。
これからの時期は、山を彩るツツジが本当に見頃を迎えます。
ちょっとしたドライブに、ぜひ出かけてみませんか。
新しく、そして温かく生まれ変わった赤城山で、皆さまにも素敵なご縁がありますように。
執筆者プロフィール
古川 仁章(Toyofumi Furukawa)
株式会社MATSUMURA 代表取締役。
群馬県立赤城公園サポーターとして、地域の自然保護と活性化に尽力している。


