Mybestpro Members

嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

世捨て人の暇つぶしブログ8

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:文明・構造(思想)

漬物用大根による大改革


ブログ1で以下があったと書いた。

1.作業工程の構造変化・効率化
2.ロスの激減
3.ファームドゥの定価での完売率向上
4.粗利の確定
5.精神の安定
6.大規模化、機械化への意欲
7. 洗い場増設してみたら、より柔軟になった

今回は、6について書く。

改革・変化その6.大規模化、機械化への意欲


漬物屋への納入で目の当たりにしたのが、
パレット&フォークリフトだ。
もちろん知っていた。見ていた。
しかし、どこか他人事だった。

ファームドゥは手卸しだ。
重いし、時間が掛かる。
女子、高齢者にはやらせられない。
漠然と、大変だが私にはできるなぁ、と思ってやっていた。

漬物屋への納入時に、初めてパレットに大根の箱を積んで持っていくと、
フォークリフトでサクッと下ろしてくれた。
あまりの速さ、簡単さ、あっけなさに、拍子抜けした。
さらに、次の納入のための空き箱もパレット共に積んでくれた。
私は茫然と見ているだけ。

目から鱗とはこのことだ。

加工用大根は大規模農業の始まり


加工用大根の特徴は
・単価が安い
・大量
これだ。
なので、一日の収穫量も半端ない。
ちょっと計算すればわかるが、
これは軽トラでは、当然無理だ。
2トン車とか、フォークリフトが必要だと頭で考えて居たが、
一気に現実化した。
私の頭から、フォークリフト&パレットが離れなくなった。
となると、今の作業場そのものが不適切だ。
やはり、コンクリートの床、電気、水がないとだめだ。

今までの農業は、ギリギリ、素人の家庭菜園の延長でも出来た。
だが、こっから先は別世界だ。

普通ならここで二の足を踏む


しかしどうだろう。意欲が湧いている。
それは当然だ。
粗利が確定し、キャッシュフローが見えて、
精神が安定したからだ。
加工用大根の需要が大きく、
全量買取で、
安いけど利益が出ることがわかった以上、
投資が出来る。
量を増やせば、それだけ売上、利益とも大きくなる。
さらに、「機械化」なので、
量の拡大=身体への負担・疲労の増加ではない。
むしろ、今までの方がキツかった。
中途半端に大規模なのに手作業でやっていたからだ。

とはいえ、すぐにはできない


大規模化、機械化の目的は「効率」だ。
畑の場所、作業場所、納入先など、
全てが、効率に影響する。

畑が、小さく、点在し、遠いと、極めて非効率。
作業場所と納入先が離れているのも、運送が大変。
作業場所のカタチ、機能、井戸水の有無などが、作業効率に直結。
畑を増やすにも、その地域全体を見渡す必要がある。
拡大するにも、そもそも、その地域にまとまった畑が無ければ不可能だ。

なので、今までの延長線上には、おいそれと投資できない。
今は、「仮の大規模化、機械化」でなんとか凌ぎ、
条件の良い地域、畑、作業場に目途がついたら、
一気に投資する。

おそらく、これが最後の大仕事


今年で、私は58歳になる。
当然まだまだやるが、この大規模・機械化農業の立ち上げが、
時沢大根の復活などとともに、
私の最後の挑戦になるだろう。

今から10年くらいで目途をつけよう。

そう考えると、もう、70歳が目の前だ。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

脱サラ農業の工夫と成功事例提供で地方再生を支援するプロ

嶋﨑剛志プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼