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世捨て人の暇つぶしブログ7

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:文明・構造(思想)

漬物用大根による大改革


ブログ1で以下があったと書いた。

1.作業工程の構造変化・効率化
2.ロスの激減
3.ファームドゥの定価での完売率向上
4.粗利の確定
5.精神の安定
6.大規模化、機械化への意欲
7. 洗い場増設してみたら、より柔軟になった

今回は、4、5について書く。

改革・変化その4.粗利の確定


漬物屋は全量買い取りだ。
基本、1000kg/日出荷する。
おのずと、その日の代金が決まる。
手数料など控除されないので、代金=粗利となる。

これまでのファームドゥは、値付けして、出荷しても、
・実際にいくらで売れるかわからない(売れないと値引きされる)
・実際に何本売れるかわからない
・実際に売れた金額から手数料が引かれる
ので、粗利が確定しなかった。

しかし、前回のコラムに書いた通り、
・売れる分だけ
・L,LLサイズのA品だけ
出荷するようにしたので、
ファームドゥ出荷分も
ほぼ、粗利が確定するようになった。

こうして、その日の出荷量=粗利となった。

粗利ーコスト=売上利益

その日のコスト≒ほぼバイト代は、計算できる。
となると、粗利、コストが確定するので、
その日の売上利益もほぼ確定できる。

これで漸く、日々の仕事の結果が、赤字なのか黒字なのか、
その日に分かる。
私の報酬、消耗品費、ガソリン代、事務所維持費なども含めた
一般管理費を差し引いても、営業利益が残ることが、
だいたい分かる。

精神の安定

世の経営者はだいたい同じだと思うが、
日々考えているのは
・今日の収支
・今のキャッシュ量
・今後のキャッシュフロー(金が足りるか足りないか)
だと思う。

・今日の収支が黒字で、
・今のキャッシュ量が必要十分にあり、
・今後のキャッシュフローも成立目途が立っている、
この状況が、何よりの精神安定剤だ。

漬物屋向けの大根を始めて、
やっと、この精神の安定を手に入れた。

次の一手


こうなって初めて、経営者は作業者から解放される。
作業はバイトに任せて、
「次の一手」を考え、打つことが出来る。
「自分にしかできないこと」に集中できる。
余裕があって初めて、攻めの姿勢をとれる。
待って初めて、チャンスをつかめる。
良いアイディアも浮かぶ。

もちろん、窮地に追い込まれた時にも同様のことが起きるが、
私はなるべく、余裕が欲しい。

漬物屋向けの出荷により、
漸く、私は「精神の安定」と「次の一手」を手に入れた。

本当に有難い。

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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