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高市と野田を分けたものとは?/文明・構造(思想)編(4-7:自然=じねん)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:文明・構造(思想)

生活短観


山や川や野原、植物や動物などのことを、
昔は天然と言った。
天然記念物などに残っている。
自然とは、「自ずから然り」という意味だ。
金には金の価値があり、鉄には鉄の価値がある。
鉄は金になりたいなど夢にも思わない。
鉄は鉄であり、鉄以上でも以下でもない。
これを、自然(じねん)という。

鉄はその特徴を遺憾なく発揮し、刃物や自動車など幅広く活用される。
日本刀は、世界で最もよく切れる刃物だ。
よく切れるだけでなく、しなやかなのに曲がらず、折れにくい。
機能面だけでなく、美しく、芸術品としての価値も極めて高い。
この日本刀の装飾によく金が使われる。
グラム当たり単価は金の方が比較にならないくらい高いし、
美しさも鉄の比ではないのに、
日本刀においては、金は鉄の装飾品となる。
これが、鉄が鉄であることを淡々と積んだ結果である。

今回、高市自民が圧勝した。
高市自民が強すぎただけでなく、野田・斎藤中革連が弱すぎた結果だ。
高市自民、野田・斎藤中革合の違いは何か?
鉄鉱石でも砂金でも良い。
とにかく、鉄鉱石なら鉄鉱石として、
「最高の鉄」になる覚悟をもって、
これまで淡々と誠実に積んで来たか否かが、結果を分けたのだ。

自然(じねん)


正しい苦しみの自覚を経て、
自明行に入り、
祈りと感謝に至った。

ここまで来たので、
この章で扱ってきた一連の流れの、
個としての到達点を示しておく。

それを、
**自然(じねん)**と呼ぶ。

動物脳による欲、
被害者意識、
自己正当化、
傲慢さ。

これらに自明行によってレッテルを貼り、
錯覚の自分として手放していくと、
最後に何が残るのか?
何が現れるのか?

それを一言で表すなら、
自然(じねん)である。

これまで述べてきた即時報酬とは、
突き詰めれば欲そのものだった。

動物脳の本質は保身であり、
そこから、
被害者意識や自己正当化が派生する。

動物の世界では、
弱さは繁殖できないこと、
ひいては死に直結する。

だから本能的に、
虚勢を張り、
強く、大きく見せようとする。

傲慢さも、
その延長にある。

こうした「錯覚の自分」に
自明行によってレッテルを貼り、
そこから離れていくと、
次第に、
比較しなくなる。
ムリな成長も必要なくなる。
大きく見せる必要もなくなる。
鉄でも金でもどっちでもよくなる。(何なら石ころでも良い)
なので、嫉妬もしなくなる。

だからといって、
何もしなくなるわけではない。

自然(じねん)の状態で行われるのは、
ただ一つである。

与えられた、

・資質
・能力
・性格
・環境
・ご縁

などの中で、
自分にできることをやる。

それを、
淡々と積む。

この境地に至ると、
自分が何者かになることは、
すでに手放されている。

出世することも、
尊敬されることも、
何かを成し遂げることも、
目的ではなくなっている。

与えられた自分を、
最高に仕上げる。

その自分で、
できることを行い、
世の中に貢献する。

ここで、
社会の姿が変わって見えてくる。

人は百人百様であり、
それぞれ異なる存在である。

その一人ひとりが、
自分を正しく位置づけ、
自分を最高に仕上げ、
できることで貢献すると、
どうなるか。

相互に依存し、
相互に補完する関係が生まれる。

競争もなく、
蔑みもなく、
羨望もない。

すべての人が、
必要な人になる。

ただし、
そこに平等はない。

より大きな責任を背負える資質を持つ者はリーダーになり、
身体能力が優れている者はプロスポーツ選手などになり、
頭脳が優れている者は科学者、起業家、政治家、官僚などになり、
富や名声も結果として得るだろう。

そうでない者は、
細かな実務や雑務を担う。
給料は当然安い、その他一般の人で一生を終わる。

自分の内側で、
さまざまな自分を
自明行によって正しく位置づけたように、
社会の中でも、
自らを正しく位置づける。

それが、
自然(じねん)の状態である。

なりたい自分になろうとして、
椅子取りゲームに大勢で参加し、
必死に努力し、成長し、
競争し、
ほとんどが競争に敗れ
妬み、蔑み、誰かを憧れ続ける社会と、

与えられた自分を引き受け、
誰も座らない椅子に座り、
できることを淡々と積む、
競争は最初からなく、
その道は誰も走っていない、
磨かれた能力は、社会に必要とされ、
相互に貢献し、調和する
自然(じねん)の社会と。

どちらが幸せか。

これは、
正しい苦しみの自覚を持ち、
自明行を行った者であれば、
即答できるはずである。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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