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神様が現れたら、何を祈りますか?/文明・構造(思想)編(4-6:祈りと感謝)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:文明・構造(思想)

生活短観


よく、
ありがとうと言いましょう、
とか
感謝しましょう、
とか言われる。
「ありがとう」が口癖になっている人もいる。

そういう人の心の姿勢はどうだろう。
もちろん、本来の感謝として、口から出ている人もいるだろう。
でも、大概は、
・感謝しとけば無難
・感謝できる自分はちょっと良い人
・本当はもう少しやって欲しいけど、、、まぁ、とりあえず、、、
みたいな心の姿勢が多いのではないか?
実際に私もそうだし。

こんな感じで、1日に何百回、「ありがとう」を言ったとして、
・人生が好転した人を見たことがあるだろうか?
・そもそも、そういう「ありがとう」を言われて、嬉しいだろうか?
・神様はそういう「ありがとう」を言っている人を、ほめるだろうか?

自分の心の姿勢が見えてくると、
なぜか、相手の心の姿勢も見えてしまう。

祈りと感謝


自明行まで辿り着くと、
次に立ち上がってくるのが「祈り」である。

自明行とは、
錯覚の自分を観測し、
レッテルを貼り、
そこからちょっと離れる行為だった。
(錯覚の自分と同一化しないこと)

しかし、
錯覚の自分は次から次へと湧いてくる。
錯覚の自分が見えるだけでも苦しい(正しい苦しみの自覚)のに、

離れようとしても、
どうしても気になってしまう。
つい同一化してしまう。
気がつけば、
錯覚の自分が「自分そのもの」になってしまう。

怒りたくないのに、怒りが抑えられない。
大好きな人にもその怒りを向けてしまう。
もう死ぬほど苦しい。

このとき、
人は「初めて」祈ることができる。

一方で、
普通に行われている祈りは、
ほとんどが欲の成就である。

良い学校・会社に入れますように。
お金が儲かりますように。
病気が治りますように。

これらはすべて、
錯覚の自分の願望である。

もし神というものが存在するとしても、
こうした錯覚の自分の欲望を
わざわざ叶える意味も理由もないだろう。

改めて問う、
何を祈るのか?

「正しい苦しみの自覚」まで来ていれば、
答えは自動的に定まる。

錯覚の自分から離れられますように。
錯覚の自分と同一化しませんように。
現象を、必要なこととして受け取り、
真摯に向き合い、
確かに必要だったと受け取れますように。

祈るとすれば、
これ以外にない。

この祈りは、
何かを得るための祈りではない。
現実を変えるための祈りでもない。

ただ、
心の姿勢が誤った位置に固定されないように
心の姿勢が、少しでも霊性の側に寄るように
願う祈りである。

そして、
現象を「確かに必要だった」と受け取れた瞬間が来れば、
感謝は自然に湧き出る。

感謝しようとする必要はない。
感謝すべきだと考える必要もない。

ただ、もう、
感謝しか出なくなる。

それが、
本来の感謝である。

ここまで来ると、
私たちが日常的に行っている祈りや感謝が、
いかに欲にまみれ、自分勝手な、
偽りの祈りであり、
偽りの感謝だったかが見えてくる。

それらは、
錯覚の自分を前提とした祈りであり、
錯覚の自分が強化されたときに出る感謝だった。

神様の前に、自分の欲を並べている行為だ。
そう気づくと、これ以上恥ずかしいことはない。

正しい祈りとは、
欲を叶えてもらうことではない。

正しい感謝とは、
欲に対して頭を下げることでもない。

錯覚の自分から離れ、
現象をそのまま素直に受け取れる位置に戻れたこと。

その一点に対して、
自然に湧き上がるもの。

それが、
祈りであり、
感謝である。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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