静かな滅亡/文明・構造(思想)編(3-7:ビューティフルワン)
生活短観
中道改革連合が出来て、選挙が面白くなった。
と、言っても別の意味だ。
嫌われ者の立憲民主党と落ち目の宗教政党である公明党が
くっついて起死回生の一発を打とうと懸命だが、
特にSNSでの反応は極めて冷ややかだ。
この落ち目連合のダメさぶりを見るのが楽しい。
そして、高市自民+維新、国民民主、参政党などの
「勢い」を見るのも楽しい。
ここで特徴的なことが有る。
「顔」だ。
別にハンサムとか美人とかではない。
勢いのある党の党首や幹事長たちはいい顔をしている。
落ち目連合の党首、幹事長たちの顔は見るも無残な顔だ。
やはり、40過ぎたら自分の顔に責任を持てというが、
どのような信条でこれまで生きてきたかが、
どうしても顔に出てしまう。
これは隠せない。
公明の組織票をもらうために、
政治信条を曲げた政治家は、
もう、政治家ではない。
自民党の中で、後ろから弾を撃つ奴らもどうかしている。
落ち目連合に頼むから入ってほしい。
私はこういう輩に対しては、
何の遠慮もなく、攻撃し、排除する。
さなえ、がんばれ!
日本の未来はあなたにかかっている!
攻撃性・分断・排除
現象の提示
社会のあちこちで、対立が目につくようになった。
・SNSでの炎上
・集団糾弾
・キャンセル
・政治的分断
・「敵」と「味方」の明確化
議論は短く、言葉は強く、
相手を理解するより、排除する方が早い。
この現象は、一部の過激な人たちだけのものではない。
むしろ、ごく普通の人たちが、普通に参加している。
なぜ不可解に見えるか
現代社会は、暴力を否定してきた。
多様性を尊重し、対話を重んじると教えてきた。
それなのに、
・言葉の暴力が増え
・対話は減り
・立場の違いが即断罪につながる
なぜ、ここまで荒れるのか。
ストレスの増加や、SNSの影響だけでは、
この一斉性と持続性は説明できない。
即時報酬構造による再解釈
攻撃や排除は、
衝動的な行為に見える。
しかし構造的には、
極めて効率の良い即時報酬である。
・即座に意味が生まれる
・善悪が単純化される
・判断が不要になる
・所属感が得られる
自分探しや無為の状態で滞留していたエネルギーに、
一気に出口が与えられる。
攻撃は、
感情の発散ではない。
意味の即時回復装置である。
なぜ分断が必要になるのか
攻撃は、単独では成立しない。
必ず、
・内と外
・正義と悪
・こちら側とあちら側
という線引きを必要とする。
この二項対立は、
・複雑な現実を単純化し
・思考を停止させ
・集団行動を可能にする
判断を放棄した集団にとって、
分断は最も安定する配置である。
天国のネズミ実験との一致
天国のネズミ実験でも、
攻撃性は最初から存在していたわけではない。
・役割が消え
・無為が広がり
・意味が失われ
その後に、
突発的で説明不能な攻撃が現れた。
これは異常行動ではない。
出口を失ったエネルギーが、
最も弱い場所から噴き出した結果である。
人間社会でも、同じ順序が観測されている。
結果として起きている現象
この構造のもとで、次が同時に進む。
・対話の短絡化
・立場の固定化
・中間層の沈黙
・極端な意見の可視化
・排除の常態化
声の大きい意見が、
多数派に見える。
しかしそれは、
攻撃が最も即時報酬を生むから可視化されている
にすぎない。
ここでは解決しない
ここで、
・冷静になれ
・話し合え
・分断をやめろ
とは言わない。
攻撃性・分断・排除は、
即時報酬文明の中で、
最も合理的に意味を回復する手段である。
それが選ばれているという事実を、
否定もしなければ、正当化もしない。
私自身も、この構造の外にはいない。
この章で行ったのは、
社会が荒れている理由を、
感情ではなく構造として記録しただけである。
大好きな炭水化物よ、さようなら!



