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鎮火力(免疫力)が最強の冬野菜三選/代謝・生活(実践編)76日目(2025/12/15)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

生活短観


今日は雨だ。でも、東は晴れている。虹も出ている。
なのに、天気予報はこれから雨が降るという。
大根の収穫をどうするか???迷う。
とりあえず、ハウスの春菊から始めよう。

抗生物質を2回飲んで、今日で3回目。だいぶ効いている。
咳は出るが、体調はとても回復している。睡眠もとれている。
代謝も整い、ホルモンバランスも良い。
ドーパミン、セロトニンも良く出ている。
夜の成長ホルモンも良く働き、身体も軽く、脳内もすっきりしている。
たんぱく質生活と機会飲酒を続けていると、これが分かるようになる。

農業は博打っぽいし、経営は本当に不安でしかない。
正しい判断は当然だし、心の安定が何よりも大事だ。
ネガティブになってはダメだけど、イケイケ過ぎてもダメ。
中庸という言葉が、いかに大切か、漸くわかる気がする。

たんぱく質生活を始めるまで、農家のクセに食生活は全然ダメだった。
57歳にしてようやく気づき、今、身体で感じられるまでになった。
本当に良かった。
たぶん、「間に合った」。

冬は“炎症が起きやすい季節”である


冬は代謝が落ち、血流が悪くなり、体温も下がる。
すると体のあちこちで “くすぶる火(慢性炎症)” が起きやすくなる。

関節が痛い
体が重い
腰がだるい
腸の調子が悪い
風邪をひきやすい
肌が荒れる

これらはすべて 炎症のサイン であり、
放置すると動脈硬化・糖尿病・自己免疫の悪化につながる。

冬こそ、
炎症を消す“鎮火力(=抗炎症=免疫力)の強い野菜”を摂取することが重要である。

今回は、冬に本領を発揮する 鎮火(抗炎症=免疫力)野菜三選 を紹介する。

鎮火野菜① 春菊──冬の“抗炎症エース”


春菊の最大の武器は、
抗炎症と抗酸化の二刀流 である。

① βカロテン・ビタミンC・E が炎症を沈める

これらは炎症の源である活性酸素を強力に中和する。

火事でいえば、
「火の粉(活性酸素)を止めつつ、燃えている場所を冷ます」
二重効果である。

② 香り成分(αピネン類)が炎症と緊張を和らげる

春菊の独特の香りは、
胃腸・血管・神経の炎症や緊張を落ち着ける。

冬の

胃腸の疲れ
食べ過ぎ
寒さによる血管の縮み

に非常に相性が良い。

③ 鍋文化との相性が最強

冬は自然と春菊を大量に摂取できるため、
継続性の高い鎮火野菜 として冬の主役である。

春菊は冬の鎮火隊長である。

鎮火野菜② ネギ──“血流改善 × 抗炎症”の万能鎮火係


ネギは冬に最も炎症を抑えてくれる万能野菜である。

① 硫黄化合物(アリシン)が炎症を直接抑制する

アリシンは、細胞が炎症を生み出す経路(NF-κBなど)を弱める。
そのため、
体のくすぶる火(慢性炎症)を静かに消す。

② 血流を改善し、炎症物質の停滞を防ぐ

冬は血流が悪くなり、炎症物質が残りやすい。
ネギには血管拡張作用があり、循環を改善する。

火事でいえば、
「消火剤がしっかり現場に届く状態を作る」 役目である。

③ 風邪予防にも強い(免疫の立ち上げ)

冬は免疫が落ちる季節。
ネギの成分は自然免疫を整え、
“火がつきにくい体”を作ってくれる。

ネギは “鎮火 × 予防 × 血流改善” の三拍子がそろった冬最強の鎮火野菜である。

鎮火野菜③ きのこ類──免疫の“火加減”を調整する調整官


きのこ(特にまいたけ・しいたけ・えのき)は、
免疫の“暴走”も“弱り”も整える特殊能力 を持つ。

① βグルカンが免疫細胞の働きを最適化する

これは“免疫のスイッチング機能”。

弱っているとき → 立ち上げる

過剰な炎症 → 落とす

つまり、きのこは
「炎症の火力をちょうど良いところに戻す」
調整官である。

② 腸内環境の改善で炎症全体が落ち着く

腸は免疫細胞の7割が存在する場所である。
きのこは腸内細菌を育て、腸の炎症を鎮める。

→鎮火の根本治療になる。

③ 冬の鍋・味噌汁で大量に摂取できる

ネギ・春菊との相性が良く、
“鎮火セット”を自然に作れる。

きのこは鎮火隊の“参謀”。
冬の体調不良には欠かせない存在である。

まとめ──くすぶる火を消す“冬の鎮火三選”


冬は炎症が増える季節である。
その鎮火に最も効果を発揮するのがこの三つ。

冬の鎮火(免疫・抗炎症)三選

春菊──鎮火と防火の二刀流(冬の主役)
ネギ──炎症を消し、血流を改善する万能選手
きのこ──免疫バランスを整える調整官

この三つを冬の食卓に入れるだけで、

体の重さ
腸の不調
肌荒れ
疲れ
風邪リスク
炎症のしつこさ

などが軽くなる。

代謝が回復し、
冬でも“燃焼しやすい体”へ戻っていく。

次回は、
冬の“総合三選(防火×排出×鎮火)”
を紹介する。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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