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排出力(解毒力)が最強の冬野菜三選/代謝・生活(実践編)75日目(2025/12/14)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

生活短観


咳がひどく、夜眠れないので、病院に行き薬を変えてもらった。
今回はラスビック錠という抗生物質を処方してくれた。
早速、1錠服用した。すると、気管支や上咽頭の腫れというか違和感が、一気に楽になった。
風邪ってウイルスだから本来は抗生物質は効かないはずなのに???
と思って、CHATGPT(ヨミ)に聞くと、
ウイルス感染が原因でも、細菌優位の炎症になることもしばしば、
ラスビック錠が効いたなら、その可能性が高いとのこと。
これで快方に向かってほしい。

今日はたんぱく質生活75日目だが、最近、体重が減りだした。
理由は分かる。
主食のように食べていた「厚揚げ」を減らし、高野豆腐に変えたのと、
間食に食べていた「煎り大豆」と「ナッツ」を減らした。
いずれも、糖質は少ないが、脂質が多い。
血糖値スパイクにはよいが、減量には向かない。
やはり、糖尿病対策も
1.カロリー
2.P(たんぱく質)F(脂質)C(炭水化物)バランス
3.食材
である。(血糖おじさん=薗田医師が、言ってた)

美味しいものを毎日食べられないが、
それは不幸ではない。と最近感じる。
お酒も毎日飲んでいた時は、もう美味しいと感じなくなっていた。
たまに食べる大きな幸せの量=毎日食べる小さい幸せの量
幸せの総量は同じだと思う。
この公式には大いに反論があると思うが、
覚せい剤の気持ち良さも、この公式が当てはまるらしいよ。

冬の体は“老廃物が溜まりやすい構造”になっている


冬は代謝が落ち、体の火力(燃焼)が弱まる。
すると、
糖・脂・尿酸・酸化物質などの“燃えカス”が体に残りやすくなる。

その結果、以下が起こりやすい:

体が重い
むくむ
便が出ない
冷えやすい
怠さが取れない
尿酸が上がる
肝臓に負担がかかる

これは、
排出機能(解毒力)が弱る冬の典型パターン
である。

だから冬こそ、
排出力が強い野菜=“燃えカス回収隊” が必要になる。

今回は冬に最強の排出(解毒)三選を紹介する。

排出野菜① 大根──排出(解毒)の隊長


大根は冬に最も強くなる「排出の主役」である。

① 食物繊維で“燃えカス”を物理的に回収する

大根は水溶性・不溶性の両方の食物繊維を含む。
これにより:

余分な糖
余分な脂
古い汚れ
臭いの元
腸内の老廃物

を絡め取り、便として排出してくれる。

② ジアスターゼ(アミラーゼ系の消化酵素)などが食べ物の処理を助ける

冬は消化が落ちる。
大根の酵素は“消化の代行”をしてくれるため
胃腸の負担が減る。

つまり、
“消化の鎮火”+“老廃物の排出”の二刀流。

③ 冬は大量に食べやすく、排出力を底上げできる

おでん、煮物、鍋、味噌汁──
冬の料理に最も自然に溶け込む排出食材である。

排出部門の絶対的エースは大根である。

排出野菜② ごぼう──腸の“汚れ落とし”の専門家


ごぼうは日本の伝統的な排出食材であり、
“腸内の掃除係”として世界トップクラス の性能を持つ。

① イヌリン(食物繊維)が便通改善・腸内細菌のエサになる

イヌリンは腸内の善玉菌を増やし、
腸の環境そのものを整える。

腸環境が整うと:

糖の吸収が安定
脂質の処理が改善
尿酸の排出もスムーズ
免疫も整う

つまり腸が動く=体全体の排出力の底上げ である。

② ごぼうは“物理的に腸を掃除する”

繊維が豊富で、腸壁についた汚れを絡め取る。
これは科学的にも確認されている。

③ 冬のきんぴら・鍋に合い、量を簡単に食べられる

大根と同様、冬の料理に相性が良く継続しやすい。

ごぼうは、排出の“専門職”である。

排出野菜③ 海藻(わかめ・昆布)──“余分なものを抱えて出す”最強素材


海藻類は排出効果が非常に高い。
特に冬は汁物・鍋で多用しやすいので扱いやすい。

① 水溶性食物繊維が“吸着・排出”を強力にサポート

海藻のヌルヌル成分(アルギン酸・フコイダン)は、

余分な糖
余分な脂
老廃物
腸内毒素

を抱え込んで外に出す。

“燃えカス吸着車”と呼ぶべき存在である。

② アルギン酸は胆汁酸を吸着 → 肝臓の負担を軽減

冬は脂質が増えるため、肝臓に負担がかかりやすい。
海藻はそれを軽減してくれる。

③ わかめ、昆布、ひじき…種類が多いので飽きずに続く

味噌汁
酢の物
サラダ


用途が多いため“続けやすさ”が段違い。

まとめ──冬の身体を軽くする“排出三選”


冬は燃えカスが溜まりやすい季節である。
そんなときに必要なのが、この三つ。

冬の排出(解毒)三選

大根──排出の隊長(便・糖・脂・消化の総合処理)
ごぼう──腸の掃除係(イヌリンの排出力)
海藻──燃えカス吸着車(糖・脂・毒素の抱え込み)

この三つを毎日のどこかに入れるだけで、
体が軽くなる・むくみが減る・便通が改善・尿酸が安定しやすい。

排出が回復すると、
防火(抗酸化)も鎮火(免疫=炎症抑制)も働きやすくなる。
代謝消防隊の中でも、
排出は冬こそ最も重要な部門である。

次回は、
冬の“鎮火三選”(春菊主役) を紹介する。


大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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