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体の中には“やさしい火”が燃えている──代謝=燃焼=酸化という本質/代謝・生活(実践編)69日目(2025/12/8)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

生活短観


昨日は上野で第九を聴いた。
これを聴くと一気に年末になる。
今年も終わる。新年が始まってしまう。
それにしても上野はすごい人だった。居酒屋も大繁盛。
群馬とは別世界だ。
人口が少ない地方は、もっと一か所に集中すべきだと改めて思う。
分散はコストが高いし、廃れる。

居酒屋のつまみは、まだ、たんぱく質生活が可能だ。
しかし、普通のメシ屋は不可能。
白米、麺、パンしかない。吉野家で牛皿を食べるという選択肢もあるが、
牛皿だけで腹を満たすには金がかかる。
やはり、家で自炊するしかない。

代謝とは、体の中で起きている“燃焼”である


代謝とは何か。
専門書では「ATP生成のための化学反応」と説明されるが、
これでは一般人には理解不能である。
本質はひとことで済む。

代謝=燃焼である。

人間は食べたもの(糖・脂肪・タンパク質)を、細胞で「小さな火」として燃やし、
そこからエネルギー(ATP)を取り出して生きている。

燃焼とは“酸化反応”である


火は酸素がなければ燃えない。
体の中の燃焼も同じである。

● 糖は酸素を使って燃える
● 脂肪も酸素を使って燃える
● タンパク質も一部が酸化されて燃える

つまり、人間が生きるとは「酸化反応の連続」である。
これが代謝=燃焼=酸化の意味である。

燃えると必ず“燃えカス”が出る(老廃物)


たき火に灰が残るように、代謝にも必ず燃えカスが出る。

● 尿酸
● 酸化LDL
● 活性酸素によるサビ
● 中性脂肪の増加
● 老化によるタンパク質の劣化片

これらはすべて「体の中で燃えた結果」である。

火が強すぎる=血糖スパイクで体が焦げる


急激に血糖値が上がると、代謝の火が一気に燃え上がる。
この火柱こそが 酸化ストレス=細胞の焦げ を生む。

その結果、以下の火事が同時に起こる。

● 活性酸素の大量発生
● LDLの酸化
● 血管内皮の炎症
● 中性脂肪の急増
● 尿酸の上昇

これらが三大疾病(心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病)の根本原因である。

では、この火事をどう防ぐか?答えは“野菜”である


燃焼(代謝)そのものは必要である。
問題は、火の強さ、火の粉、燃えカスを制御できていないことだ。

次回は、
「野菜=代謝消防隊」 として、
火事を防ぎ、消し、片付ける3つの力を説明する。

これを理解すると、野菜が「健康にいい」という抽象論ではなく
“構造として必要な存在” だと腹落ちする。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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