ダンススタジオ
荒れた材の中に眠る確信。時を刻んだ古い木と響き合う、木目の不思議。
建具屋さんに紹介してもらい、手に入れてきたピーラーの材料。
買ってきたときは、挽きっぱなしの荒れた状態で、まだ本当の木目は見えていませんでした。
正直なところ、削り出すまでは不安もありました。
「自分が探してきたこの木が、果たしてこの家に合うだろうか」と。
けれど、いざ慎重に削り始めてみると、その不安は一気に吹き飛びました。
一皮むけた中から現れたのは、驚くほど綺麗な木目。しかも、元々この家に貼ってあった古い木材と、まるで見計らったかのように木目が一致したんです。
「これはいい材料だ。これなら壁がきれいになる、いけるぞ!」
その瞬間、確かな手応えが込み上げてきました。
実際に壁に貼り終えると、お客さんがそれを見て喜んでくれました。
「やっぱり新しいから色は違うけれど、元からの木と同じように馴染んでいて。素敵でかわいいですね!」と。
新しい木を入れても、木目さえ合えば驚くほど自然に溶け込んでいく。
時を刻んだ古いものと、今削り出したばかりの新しいもの。それらを繋いでくれる自然の力の凄さに、改めて気づかされた仕事になりました。
今回の材料は建具屋さん、材木屋さんの協力があって用意することができました。
本当にありがとうございました。
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