アパート管理とは？
お部屋探しで「駐車場あり」は重要な条件のひとつ。
でも実は、「駐車場付き」と「駐車場が同じ敷地内にある」では意味が違うこと、知っていましたか？
■1.「敷地内」と「近隣」は別モノ
同じ物件紹介でも「敷地内駐車場」と「近隣駐車場」では扱いが違います。
・敷地内＝建物の一部としての契約（建物の附属設備）
・近隣＝別契約（別オーナー、別管理のことも）
この違いで、トラブルの責任範囲や解約時の手続きも変わります。
■2. 駐車場代にも消費税が関係する
住宅家賃は非課税ですが、駐車場代は課税対象（消費税10％）になるケースがほとんど。
ただし、家賃と一体で貸している場合（たとえば駐車場込み6万円など）は、非課税扱いになることも。
税務上も駐車場の貸し方で扱いが変わるのです。
■3. 駐車トラブルの意外な現実
「自分の区画に他の車が停まってる！」
こんな時、管理会社はすぐにレッカーできるわけではありません。
実は、警察でも民事不介入のため、簡単には動けない。
結局、所有者を探してもらい解決するしかないのが現実です。
■4. 空いているように見えても満車の理由
「この物件、駐車場ガラガラなのに満車っておかしくない？」
と思ったことはありませんか？
実は、退去予定の車や契約停止中の区画があるほか、
除雪用スペースや緊急車両通路として確保している場合も。
外から見える台数だけでは判断できないんです。
■5. オーナー視点では駐車場こそ利回りの鍵
地方の賃貸では「1世帯2台」が当たり前。
でも土地を広く取るほど建物戸数は減る。
つまり、駐車場をどう確保するかは収益設計そのもの。
最近では、コインパーキングとの併用やEV充電器設置など、
駐車場をどう活かすかで差が出る時代になっています。
まとめ
駐車場はただの車を停める場所ではなく、
家賃・契約・税金・トラブル・収益性
すべてに関わる賃貸経営の縮図のような存在。
見過ごされがちな駐車場こそ、
実は賃貸の裏テーマなのです。
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ではまた。
