コラム
自動車保険の等級の仕組み
2016年1月9日 公開 / 2019年5月24日更新
こんにちは 岐阜市の自動車キズ・へこみ・板金塗装修理専門工場
青いカンバンが特徴的なフルタ自動車鈑金(古田板金)古田昌也 です。
自動車保険に入る時に、「等級」というコトバがよく出てきます。この「等級」とはいったい何でしょうか?通常、私たちが「等級」と言っているのは、「ノンフリート等級別料率制度」の「等級」のことです。この等級によって保険料が割り引かれたり、割り増しされたりすることになります。つまり、契約・更新する時に、自分がどの等級であるかによって保険料が違うということです。
ノンフリートとは
契約者が所有する自動車が9台以下の場合の契約をノンフリート契約といいます。逆に、法人などで10台以上の自動車を所有している場合の契約をフリート契約といいます。個人で加入する場合は通常ノンフリート契約ということになります。
■ノンフリート等級別料率制度が改定されました。
損害保険料率算出機構が定めた参考純率における新制度導入日は、平成24年4月1日で、そこから1年間の周知期間を経て、平成25年4月1日から新制度による契約が開始されています。
実際の保険会社では、平成25年10月から新制度の料率を適用するところが多いようですが、保険会社によって移行時期は違っています。詳しくは各保険会社にお問い合わせください。以下、損害保険料率機構の参考純率を基に改定後の等級制度についてご案内します。
等級の仕組み
■等級は1~20等級
等級は1~20等級まであって、原則的には、1等級が最も保険料が高く(割増率が高く)、20等級が最も保険料が安く(割引率が高く)なります。ただし、7等級以上では、無事故割引率と事故有割引率の2種類の割引率があり、事故有の場合は割引率が低くおさえられています。
■新規で契約する
新規で契約する時は、6等級(補償対象の年齢によってさらに細分化されます)からスタートします。2台目以降の車を新規で契約する場合は7等級からとなります。そして2年目以降は、前年に無事故であれば、等級は1等級上がります。前年に事故があって保険を使うと、事故1件につき等級が3等級下がり、かつ3年間は事故有割引率が適用されることになります。車両保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険のみの事故等の場合は、事故1件につき1等級下がり、かつ1年間は事故有割引率が適用されます。事故有割引率が適用されている期間に、再度、事故を起こすと事故有割引率の適用期間が積算されます。(積算の上限は6年)
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