流産後子宮内膜が厚くならなくなったのでしょうか
質問者 あてこさん
相談失礼いたします。
30代前半、人工授精を3回しました。
・片側卵管が詰まっている(卵管造影済。もう片側は卵管造影ではきれいに通っているそうです)
・AMH5.89
・プロラクチン値の服薬治療中(30.30から直近で12.90に低下。週1で妊娠までカバサール服用予定)
・高温期が短め、ホルモン値が低いとのことで三回めの人工授精後にデュファストンを服用
・精子は問題なし
・上記以外は特に問題なし
この状態で結果が出ず数日前に片側のFT手術をしました。
卵管の詰まりを取りながら順調に進んだものの、卵管采付近で癒着が酷くて通水せずFT手術で対応できないとのことで手術は終了となりました。
病院からは体外受精へのステップアップを勧められ他の治療法の提案はありませんでした。
手術後に四回めの人工授精を予定していましたが、詰まっている方から排卵しそうなので今周期の治療を中止しました。
過去三回と今回の合計四回の排卵の内、初回以外の三回が詰まっている方からの排卵です。
今後の治療についてはなるべく人工授精を続けることを希望しているのですが
①次の生理時からクロミッドを服用して詰まっていない方からの排卵を促し人工授精を続ける
②改めて腹腔鏡で手術して人工授精を続ける
どちらが良いのか判断しかねているため何かアドバイス頂けないでしょうか。
また、現在わずかな茶おりが出る程度に落ち着きましたが左右両方の下腹部にごく軽い痛みや違和感が出る事があり(日を追うごとに軽くなってはいます)、手術が無事な卵管に影響していないか心配です。
痛みや違和感は片側ずつ出ます。
こちらにつきましても何か所見をお聞かせ頂けると助かります。
長くなってしまいましたが、宜しくお願いいたします。
子宝先生の回答
卵管が片側詰まっていて、FTでも卵管采での癒着があるために手術を断念したということですが、卵管は左右の排卵による卵子をキャッチすることができます。左からの排卵でしたら右側の卵管がキャッチすることもあります。しかし、癒着があると卵管の可動域が制限されるので難しいですね。
そこで腹腔鏡の手術を行うかどうかですが、腹腔鏡の手術を行ない左右の卵管の癒着がなくなることで人工授精での妊娠はしやすくなりますが、腹腔鏡によって他の場所で癒着を起こすこともあります。手術後の人工授精は半年が目安です。
① 次の生理からクロミッドを服用して人工授精を3回続ける
②2021年3月までに結果が出なければ腹腔鏡を受ける
人工授精にて妊娠しない理由は様々ですが、卵管以外に精子と卵子が受精できるかという疑問が生まれます。自力で受精ですね。受精できるのでしたら、両側卵管が通っていれば妊娠に向けて人工授精を受ける事は良いと思います。しかし、受精できているかどうかの検査は存在しません。体外受精を受精できるかどうかの確認のために受けることも半年以内に検討してください。
なぜ半年か
両側卵管が通っていて人工授精を行なったとしても妊娠率が上がるわけではありません。多くても連続7回までという目安があります。
術後の痛みや違和感は一週間ほど続くことがほとんどです。出血があるときは貧血症状だけは気をつけてください。