こわさを知る
マイベストプロ福岡、子どもの学力を向上させる教育のプロ「田中正徳」でございます。いつもご覧になっていただいて誠にありがとうございます。お子様の教育について悩まれておられるお母様方のヒントになればと思い「お母様のための子育てコーチング」をシリーズにして時々書いてまいります。
最近、学校での先生と生徒の会話を聞いていて、驚きかつ不安になったことがあります。子ども達の言葉づかいが、まるで遊び仲間にでもしているような口調だった事です。先生も特に気にする様子でもなく、とがめる風でもありませんでした。別の機会に先生にそれとなくそのやり取りについてお伺いしたところ、「いや、実際その通りです。学校で言葉づかいまで教えようとすると、いろいろ口をはさまれ非常にやりにくく、結局のところ教科書を教えるだけに自らとどめています。」と消極的におっしゃる。恐ろしい話ですが現実です。いずれにせよ、言葉づかいは、まず家庭で親が教え、その後で学校で先生が教えるものだと思います。
子どもがどんなことばづかいを他人へしているかを聞けば、親のしつけの程度が知れてしまいます。
子ども可愛さゆえに、子どもにたどたどしい幼児ことばを使う家庭がありますが、結局のところ親が子どもに甘えているとしかいいようがありません。相手をきちんとわきまえた言葉づかいを親は徹底して子どもに教える必要があると思います。それにより子どもは基本的な礼節を体得するはずなのです。