起動不良のはなし~ブルースクリーン編
ちょうど来ますねということで今回はどちらかというと物理的なセキュリティのお話です。
あ、あくまでパソコン・タブレット・スマホ限定になりますが…。
〇通信について
台風に限らず災害に当たっては通信手段が失われて情報を確認したり発信ができなることで不安感が増したりします。しかし、例えばスマートフォンの場合、キャリア回線を使った通話・SMS(ショートメールなど)・LINEなどのメッセージサービス・インスタグラムなどのDM(ダイレクトメール)・昔ながらの電子メールなどなどが一度に全部使えなくなるようなケースは実は少ないのです。
キャリアの基地局等に障害が起きていわゆる「回線」が落ちてしまうとキャリア回線を利用した通話やSMSは使えなくなりますが、ご自宅やお勤め先の光回線などが生きていたり、公共の施設などにいてどうにかしてWi-Fiに接続することができたらメッセージサービスやDM・電子メールなどが使えますし、なりよりブラウザーなど「ネット接続」を利用するものが使えます。あらかじめ、ご家族や近しい人と通信キャリアを分けておくというのは難しいかもしれませんが、「だれがどの通信キャリアを利用しているのか」を知っておくくらいはしておいてもいいのかもしれませんね。あと、少ないケースですが各キャリアから移動基地局が提供されることもあります。
〇電源について
ーなので、スマートフォンに関してはどうにかして充電切れを防ぐことがとても大切です。うちの事務所にはいわゆるポータブル電源が用意してあるのですが、探してみたらキャンプなどに使えるLEDのランタンやハンディファンにもモバイルバッテリー機能が付属していました。一つ一つの容量は小さいですがスマートフォンがほんの15分使えるだけでもできることはたくさんありますので、今回のような機会に確認されておくことをお勧めします。
あと、ノートパソコンも最近の機種でしたらUSB充電に対応しています。ノートパソコンも短時間使えるだけでできることがたくさんありますので、スマートフォンのテザリングで接続する方法と合わせて事前に確認されておくとよろしいかと思います。パソコンにテザリングで接続するとデータ使用量が大量になります。スマートフォンで使い放題の契約をされていてもテザリングには制限があるケースがありますのでこちらも事前に確認されておかれることをお勧めします。
毎年どこかで災害とスマートフォンみたいなお話をしたり書いたりしているのですが、ま、こういうときでもないと見直したり確認したりしない方がほとんどですよね。食品のローリングストックなんかもそうですが、「もういいかな?」って止めたとたんに災害がやってきます。継続が一番です。あと、災害と電気でいうと火災により二次災害が発生することを防ぐことも大切です。あせらず落ち着いて乗り切りましょう。