ネットワークのはなし~無線LAN編
季節ネタというわけではない(でも冬のネタストックが一つできました)のですが、パソコンは精密機械ですから「熱」のトラブルと無縁というわけにはいきません。
夏になると暑さでスマホが動かなくなったりしますが、涼しい場所に移動してしばらくすると復活する場合は「暑さで故障した」のではなく「止まることで壊れることを防いだ」と考えるのがよさそうです。もちろん、防ぐといっても限度がありますので長時間暑い中に放置するようなことになったら故障してしまいます。
一方、パソコンにも「設計上」故障を防止するための機能が設定されていて、たとえばCPUを冷やすためのファンに不具合が起こってCPUの温度が想定よりも上がってしまうとCPUを守るためにパソコンは停止しますが、ファンを交換するなどすると正常に起動する(これも限度ありますけど)ようになります。ただ、パソコンの場合はCPUのように守られている部品は少なくてマザーボードや電源ユニットに使用されているコンデンサーなどの部品が熱で「一発アウト」になるケースはまだまだありますのでノートパソコンを駐車中の車内に置きっぱなしにするようなことは避けていただきたいです。
不幸にもパソコンが手で触れていられないくらいに熱くなってしまった場合は、
〇冷房が効いた室内に置いて、
〇結露を防ぐため氷などで急激に冷やすことはせずに、
〇十分に時間をおいて室温と同じくらいになったら電源を入れてみましょう。
パソコン側の「守る」性能も機種ごとに違いますし、
暑さによってどの程度ダメージがあるのかもまちまちですから、
戻るといいですね、くらいのことしか言えませんが…。
うっかりカーテンやブラインドに隙間ができて直射日光がパソコンに差し込んでいたりとか、日中に日光が当たりっぱなしの壁の内側にピッタリ沿ってパソコンの本体が置かれていたりとか、よもやと思うような出来事が起こってしまいますが、人間の体を守ることのほうがもっと大切です。パソコンをだめにしてしまったら自分の身代わりなってくれたんだなんて考える余裕はないと思いますので、できる対策は手を抜かずにやっときましょう。あまり神経質にならないのも一つの解決方法です、全く責任持てませんが…。