メールのはなし~Outlook編
ちょうどこのタイミングで、-ということで、書いておきますね。
Windows機で電源を入れてもWindowsが開始できなかった場合にいわゆるブルースクリーンが表示されることがあります。ブルースクリーンが表示されずに起動しない場合はデバイス(部品/ハードウエアのことです)に不具合があるということで、ブルースクリーンが表示された場合はそこからさらにソフトウエア/Windowsのシステムに原因がある場合とデバイスに原因がある場合に分かれます。
ブルースクリーンはトラブルが起きる場合に備えて事前に用意されているものです。Windowsがパニックになっておかしな表示になっているわけではありませんので冷静な対処が必要です。確かに以前はWindowsを日本独自仕様に改変したことやパソコン自体のパワー不足などの影響でブルースクリーンが出てエラーコードを確認して対応しても効かなかったりしたものですが、この数年はほぼ正確に起動不良の原因がほぼ正確に確認できます。復旧できるかどうかはまた別ですが…。
ブルースクリーンは表示されても数秒で消えてしまうのですが、多くのケースでまた表示されますのでスマートフォンで写真を撮るなどして表示されているエラーコードを確認、そのエラーコードを検索することでおおよその原因と対処方法がわかります。今回のような大きなトラブルのケースもこの検索するタイミングで判明することが多いのでエラーコードを丸ごと省略することなく検索することをおすすめします。ーで、実はここからの対応がとても大切です。
〇検索結果に表示された対策を実施して無事復旧する。
〇検索結果は無視してシステムの復旧(問題なく動いていた日に巻き戻し)で復旧する。
〇対策は行わず(対策しても復旧しなかった場合も含む)データを取り出して初期化する。
ーなどなどその他にもたくさんあって一筋縄ではいきません。我々のような業者が呼ばれるのもたいていこのあたりがうまくいかなくて…、みたいなことが多いです。
今回のようにアプリケーションソフトの不具合が原因で「パソコンの起動時に引っかからないようにすればオッケー」な場合は比較的簡単(復旧に時間がかかっているような報道があるのは「bitlocker」という暗号化システムの運用にあたってが今回のような大規模なトラブルを想定できていなかったからだとされています)なのですが、そうでない場合もたくさんあって起動するように復旧しない場合や起動しても動作が不安定な場合はWindowsの再インストールやWindowsの初期化をせざるを得ないことも多いです。実は再インストールや初期化は数年前とは様相が随分変わっていますので、十分に準備をされるか他の人に頼む場合もしっかり経験がある方を選ばれることをお勧めします。ま、どんなに経験があってもトラブルが発生することは避けられないので「元に戻るのが当たり前」ではないことをご理解いただけると幸いです。