石積み崩壊の原因と予防について考える
北九州市が発表した7月5日からの大雨による災害状況(第29報)7月30日(月)15時00分現在では、受付件数2,827件、死者2名、負傷者4名、家屋被害全壊9件、半壊9件、一部被害110件、崖崩れ256件となっています。西日本豪雨の被害では、河川の氾濫による浸水が多かったのですが、北九州市内では崖崩れ、擁壁の崩壊等が非常に多いものでした。擁壁の崩壊については、自然石で築造された石垣や塀用のコンクリートブロックで造られた土留め壁の崩壊が多く、傾斜地だけでなく住宅街でも多く発生しました。
国土交通省は、「擁壁は築造から20年経過した頃から急激に老化が進み、50年以上のものは4割で補修工事が必要とされている」と発表しています。
50年に一度と言われる大雨が頻繁に発生している現在、今までは崩壊しなかった勾配の斜面が至るところで崩壊しています。
今回崩壊しなかった斜面や老朽化した石積は本当に大丈夫なのでしょうか。
この災害でも多くの涙を見てきました。
崩壊する前に対策を講じることを強くお薦め致します。
北九州市が当社の工法を含む減災工事の融資制度を開始しました。
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