ホテルと民泊の代行運営を展開。登録者数64万人超のYouTubeチャンネルを活用した集客に強み（3/3）

沖縄県から北海道まで、ホテル・民泊運営の知見を生かし全国展開を目指す

　「観光産業のスパイスとなる」をビジョンに掲げる迫田さん。2020年から始めたYouTubeチャンネル「食えもん」もその一環です。

　「コロナ禍に実家に帰省した際、小学生の頃から通っていた駄菓子屋さんが廃業しているのを目にしてショックを受けたんです。その土地に根差して営業し、地域の、ひいては日本の文化を築いてきたお店がなくなってしまったら、いずれまちが衰退してしまうと危機感を覚えました」

　反響を得て行列のできる人気店になり、店主から「君の配信が人生を変えてくれた。感謝しているよ」と言われたことも。中には視聴回数が2700万回を超えるものもあります。

　「情緒ある風景を存続させることは、私が生涯をかけてやり遂げたい社会貢献です。老舗が持つその店ならではのカラーこそ日本の文化であり、観光立国を目指すために欠かせない要素。そのカラーを絶やさぬよう、動画を発信し続けたいと考えています」

　日本全体の活性化を図るために、将来的には沖縄から北海道まで、全国で事業を展開したいと意欲を見せます。
　「宿を寝泊まりするだけの場所にするのはもったいない。まだ構想中ですが、例えば伝統工芸品を展示するなど、情報発信をする地域のメディアとしての役割も果たすような場にしていきたいですね」

　迫田さんのもとでは、2018年に民泊新法が施行された当初から代行業を手掛け、経験値とデータを蓄積。「個人・法人関わらず、宿泊業を検討されている方はお気軽にお問い合わせください」と呼び掛けます。

（取材年月：2023年6月）

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⇒登録者数64万人超のYouTubeチャンネルを活用した集客