会社や学校に行けない② 〜月曜日が憂鬱な人の巻〜
こんにちは
あなたにぴったりの漢方薬を選びます
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
『ちぎょうの漢方』薬剤師 田中智行でございます
今日は5月病のお話
会社や学校に行きたくない
ニュースを見ていると
「連休明けから不登校に」とか
「退職代行屋さん大忙し」とか
そんな記事が目につく
あらためて
精神的におかしくなりやすい時期なんだなと実感
周りの話を聴いてみても
「不登校なんです」とか
「会社に行くのが憂鬱です」とか
みんな大っぴらに言わないだけで
結構そんな状況があるようです
そんな5月病
東洋医学的にみてみましょう
東洋医学的に考える
春ってね
結構な環境の変化
学校で言うと入学や新学期
会社で言うと入社や異動
それに伴う引越しなどもありつつ
そんな環境に適応する
カラダはかなり頑張っています
そんな春の季節
東洋医学的には『肝』の負担が大きくなる季節
『肝』ってね
ストレスを受け止めてくれますから
環境の変化に伴うストレスも
一手に引き受けてくれます
そうするとね
『肝』はダブルパンチ
季節による負担と環境の変化
これらをモロに受けてキャパオーバーになります
『肝』って言うのはね
自律神経にも大いに関係していますので
結構情緒不安定になりやすく
血圧が上がったりイライラしたり
寝つきが悪くなったり朝起きれなくなったり
そんなことが増えてきます
『肝』は『心』の働きを助けますので
『心』の働きを助けられなくなる
そうすると
精神的におかしくなりやすく
電車に乗ると動悸がしたり
精神的に不安定になったりする
『肝』は『脾』の働きを調節しますので
『脾』の働きを調節できなくなる
そうすると
思い悩むことが多くなり
やる気が出なくなったり
落ち込むことが多くなる
はい
立派な5月病の出来上がりです
そこにゴールデンウイークがありますので
リラックスする
そこで復活したら良いのですが
緊張の糸も切れていますので
また頑張ろう
そんな気持ちになることが難しい
そうなった人が
不登校や休職退職に追い込まれる
そう言うわけであります
頑張らなくてもいい
そんなふうになる人は
とても真面目で責任感が強い人
〜しなくちゃいけない
〜ねばならない
そんなふうに
自分で抱え込むことが多い方ですので
ついつい負担がカラダにかかってしまう
そんな人は一旦休むことも必要
休むことは『逃げ』ではなく『勇気』
無理に飲み会に行かなくてもいいし
昼から学校に行ってもいい
周りの人もキツイかもやけど
本人はもっとキツイ状態ですから
本人がココロの内をさらけだす
そんな環境を作れるように
うまくサポートしてあげたいですね
次回は軽く症例のお話でも^^