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コラム

生理はあなたに必要な営み 〜生理を東洋医学的に考えるの巻〜

2024年2月14日

テーマ:症状

コラムカテゴリ:医療・病院

こんにちは
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
漢方薬剤師 田中智行でございます

今日は生理のお話

生理が辛い

早く生理が終わればいいのに
子宮摘出を検討しています

ほうほう
そうなんですね

カウンセリングをしていると
こんな声に出会うことがあります

あいやー
ちょっと待たれい

カラダの中にはなくて良いものなんかひとつもない

生理は必要だから起きているし
カラダの変化に伴って自然となくなっていくもの

わたくし田中
基本生理を続けてもらう派
臓器の摘出はなるべく最後にする派
(そんな派あんの?)

それではそんな生理
東洋医学的に観てみよう

東洋医学的に考える

生理ってのはね
月経終了後卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌
約2週間で卵胞ホルモンがピークになり排卵
その後黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌

ここで妊娠のための準備が進みますが妊娠が成立しなかった場合
2つのホルモンの分泌がガクッと減り月経が始まる

簡単に言うとこんな感じで
1ヶ月でホルモンがこんなに変化する

だからね
生理にまつわる不調がある

それは当然のことなんよ

東洋医学的に考えてもね そうなるよ
排卵後女性は妊娠に向けて気血水を溜め込んでいく
生まれてくる子どもに分け与えるため溜め込んでいく

気は巡らなくなるし → イライラ
血は子宮に向かうし → 生理痛
水は溜め込まれるし → むくみ

そら不調になるよ
生理にまつわる不調は当然のことなんよ

でもね
だからといって生理なんていらない

こんなふうには思わないでね
生理はあなたがあなたらしく生きるための大事なものなのだから

東洋医学的には
この気血水がカラダを巡るように持っていく

子宮を担当しているのは五臓六腑の『肝』
肝の働きが生理の働きを主っていると言っても過言ではない

生理不順では必ず肝の状態を整えていきます

生理の不調が
生理前 生理中 生理後

生理の痛みが
生理前 生理中 生理後

生理の痛みが
ギューってなる シクシクなる

生理の出血が
多い 少ない だらだら 不規則 塊
サラサラ ネバネバ

生理の血の色が
鮮血 赤 赤黒い 青っぽい 濃い 薄い 

こんな感じで
生理の状態を確認しあなたのタイプを見極めていく

ちなみにね
生理前の不調が強い人は更年期障害が出やすいので
閉経しても注意が必要です

生理はあまり人と比べませんので
自分の生理がどんな感じなのかいまいちわからない

でもね
生理によって日常生活に支障があるのであれば
すでにそれは問題です

出産を考慮しないと
15歳から50歳まで約35年420回生理がある
(現代は始まりが早く終わりも早くなっていますが)

支障がある日が1日としても420日
トータル1年以上棒に振っていることと同じやん

生理はあなたにとって必要な営みですから
生理を上手にしていくことで人生変わっていくかもです^^

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